EQ理論によって「3つの知性」を伸ばし、たくましいこころを育みます。
SSの基本となるEQ理論では、自分のこころの様子を3つの知性によって測り、理解します。そこから自分の行動の傾向や、背景となるこころの動きを自覚し、バランスのとれた成長の足がかりにします。
EQとは「Emotional Intelligence Quotient(心の知能指数)」の略語であり、1990年にアメリカの心理学社ピーター・サロヴェイとジョン・メイヤーが提唱した理論です。「人といつまでも仲良くつき合っていくには、相手の感情を読み取ったり、自分の感情をうまく表現する能力が必要」という考え方に基づき、自分の心や行動を分析し、コントロールする方法を、科学的に体系化しています。
しっかりと、強い「こころ」を育てたい。
学校生活はもとより、良好な社会生活を営むために、コミュニケーションの力が不可欠な時代。自修館では、従来の「道徳」教育とは一線を画する、科学的視点に基づくこころの教育「セルフ・サイエンス」を、前期課程の週一度実施しています。自分の心や行動を理解し、コントロールする方法を学ぶことで、良い人間関係を築き、悩みを解決する能力を育んでいきます。
企業の人材育成にも活用されている「EQ(こころの知能指数)理論」を応用したSS(セルフ・サイエンス)の授業。いわゆる「道徳」の授業と見られがちですが、自分の心や行動の特性を科学的に解析し、今後の人生の基礎となるコミュニケーション能力や、感情をコントロールする力を育むカリキュラムです。SSによって生徒は、自分自身を客観的に見つめ、理解するようになります。「性格だから仕方ない」と思っていた自分のいやな部分をトレーニングで改善し、穏やかになったり、社交性が生まれるという変化も見られます。また、「長続きしない」などの問題の原因を探り、改善に向かわせるなど、学習指導への応用も進めています。