自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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進路情報

進路指導

自修館のキャリア教育では,生徒一人ひとりが自己理解を深めるための環境づくりを大切にしています。教員は,生徒のキャリア発達を支援するためのスキルの研鑽に励むだけでなく,キャリアに関する情報収集と共有を日常的に行っています。自修館のキャリア教育は「個人の生涯にわたる生き方のプロセス」を対象にしています。よって,教員は生徒の個性を理解することを目的に,生徒との対話を重視した授業を心掛けています。対面型であろうと,オンラインであろうと,生徒との対話を大切にする授業であることにかわりはなく,試行錯誤しながら生徒の個性を尊重し,どの生徒にとっても学びが深まる授業を目指して取り組んでいます。

生徒個人の生涯にわたる生き方のプロセスや行動はつねに変化し,発達していきます。そして,その発達の過程は個人によって異なります。一方,普遍的とも言える段階特有のトランジションもあります。例えば,文理選択・進学先の決定,さらには就職活動・転職が挙げられます。こうした段階特有のトランジションを乗り越えながら個人のキャリアは成長・発達するものです。よって,教員の役割は,生徒が自己理解を深め,自ら意思決定を行うサポート役に徹することが前提となり,共感的な傾聴によってその役割を担うべきでしょう。指示的なアドバイスとは真逆の対応が必要であり,この点には特に注意を払って生徒と接しています。

大学入試制度やカリキュラムの変化は,大学入試の総合選抜型の意味を高めつつあります。独自の問題意識に根差した探究活動などの成果を活かす総合選抜型は,これまでの安易なAO・推薦入試とは異なる側面を持つようになりつつあります。よって,6学年担任だけが総合型選抜・学校推薦型選抜のサポートを担うのではなく,進路担当の教員も一緒に受験準備の段階から生徒に伴走していきます。また,一般選抜型での大学受験準備については,これまでの経験を踏まえて校内でのサポート体制を充実させており,予備校・塾に通うことなく大学受験ができる体制を整えています。

進路情報室長 川澄勤