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国語講座「文学散歩in横浜」2017年6月16日

文学散歩とは文学作品や作家にゆかりの地を散策するものです。
今年度最初の文学散歩は、近現代文学にゆかりのある横浜を訪れました。

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石川町駅から出発し、山手を散策しながら神奈川県立近代文学館に到着しました。有島武郎や中島敦など、横浜や神奈川を舞台とした作品を遺した作家の展示が多くあります。

この日は、宇野千代展が開催されていました。宇野千代の作品を読んだことのある生徒は少数でしたが、展示を見ているうちに、彼女の作品を読んでみたいと思うようになったようです。前向きで励まされる文章ばかりです。

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昼食は、中華街にある水餃子の有名なお店でとりました。ここまでで既に2時間ほど歩いています。(文学作品に登場する道も通ってきたのですが、写真が消えてしまいました。)

午後の活動に向けてエネルギーを補給しました。

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午後は横浜開港資料館へ。横浜の開港から昭和初期の横浜・神奈川の資料を見ることができます。
「横浜・地図にない場所~消えたものから見えてくる、ハマの近代~」という企画展示も行われていました。
私たちが今見ている横浜と、明治期の文豪たちが見て作品に描いた横浜とが、大きく違っているのを知ることができました。

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開港資料館の中庭にあるタブノキ、通称「たまくす」です。ペリー来航の様子が描かれた「横浜上陸」の絵にも描かれています。

今回の文学散歩はコンパクトな内容でした。それでも、近現代の横浜がどのようであったのかをイメージすることができ、また、これまで知らなかった作家に興味を持つこともできました。
次の文学散歩は秋か冬です。生徒の皆さんの要望も受けますので、みんなで参加しましょう。