自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

HOME > 土曜セミナーレポート・土曜講座レポート > 国語講座「文学散歩in小田原」 2016年12月26日実施

土曜セミナーレポート・土曜講座レポート

国語講座「文学散歩in小田原」 2016年12月26日実施

文学散歩とは作家や作品にゆかりの地を散策することです。
近頃は映画のロケ地を訪れる「聖地巡礼」が人気のようですが、「文学散歩」も文学の聖地を訪れる点では同じです。
今回の文学散歩は小田原。小田原には多くの作家や著名人が暮らしました。

散歩小田原1.JPG

 小田原出身の二宮金次郎さんの像をバックにさっそく記念撮影。本日の文学散歩は小田原駅からスタートです。

散歩小田原2.JPG

 小田原文学館です。明治時代に宮内大臣などを歴任した田中光顕侯爵の別邸だったところです。三階建てのおしゃれな洋館の中には、小田原出身やゆかりのある作家の展示がありました。敷地内には北村透谷碑があり、また近隣には三好達治旧居跡や谷崎潤一郎旧居跡があります。

散歩小田原3.JPG

 小田原文学館の別館である白秋童謡館です。「この道」や「まちぼうけ」など、北原白秋による有名な童謡の多くは、小田原で書かれたそうです。

散歩小田原4.JPG

 黒田長成の別邸だった清閑亭です。小田原城三の丸外郭土塁の一角にあり、2階の窓からは相模灘が一望できました。男子生徒はここがすっかり気に入ったようです。

散歩小田原5.JPG

 最近改修された小田原城も見学してきました。数年前の大河ドラマの影響もあり、歴史ファンや観光客で賑わっていました。

 途中、『坂の上の雲』の主人公・秋山真之終焉の地である対潮閣跡もあり、小説の世界を少し感じることもできました。

明治の文豪・斎藤緑雨が「海よし山よし天気よし」と讃えたように、小田原はとても素敵な土地です。
参加した生徒は「近くにこんな良い場所があるなんて!」と大喜びでした。