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社会講座「古文書の暗号を解き明かそう」 2016年7月30日(土)実施

「古文書(こもんじょ)」セミナーは今年で12回目の開催です。少しずつですが、古文書の魅力を伝え続けています。今日も多くの方に参加いただきさらに活動の輪が広がりました。

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最初に古文書のくずし字を使った「暗号」読解に挑戦しました。2チームに分かれて協働しながらくずし字の並びが表す意味を読み取りました。そして見事正解までたどり着きました。

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次に、古文書によく登場する文言や言い回しについて、やはりチームで読み解きました。年号や人名は分かりますが、言い回しになると...難しくなってきました。

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その後、古文書(手紙)の様式や、封の仕方、保管の仕方についてレクチャーしました。それらを見ると、当時の社会が厳格な身分制であること、人々が紙を大切に扱っていたことなどが分かります。

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最後に実際に古文書一枚を読んでみました。まず字体から特定の文字をイメージし、くずし字辞典で似たようなくずしがあるかを探して精査していきます。そうして読んでみるとあっという間に時間が過ぎました。

古文書には当時の人々の生活スタイルや考え方が盛り込まれています。文字を読み解くだけでなく、そうしたものを一緒に感じ取るとより一層当時への関心が深まります。
来年はぜひ皆さんも参加してみてください。