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土曜セミナー「ガラスフュージング入門」 2016年1月9日(土)

「フュージング」とは「フュージョン(融合)」の類義語。
ガラスのパーツを組み合わせてデザインし、電気炉で焼成しアクセサリーを作ります。
ご自宅で教室を開いている河野やよいさんを講師にお呼びし、ガラスフュージングを体験しました。

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ガラスフュージングで作ったアクセサリーです。中には銀の細工がしてあるものもありますが、今回はヴェベチアン・ガラスを使って作成しました。

本物のヴェネチアン・ガラスを使うので、密度が高く、美しい色合いが出ます。

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講師の先生の作品を見ながら、自分のデザインを考えます。下地になるガラスと、その上にのせるミルフィオリ(金太郎飴のようなガラス片。様々なデザインがあります)を選びます。デザインを決める作業に最も時間をかけました。

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ミルフィオリの数々です。1cmほどの大きめのものから、2mmほどの小さいものまで、サイズもデザインもたくさんあります。同じ大きさデザインのミルフィオリでも、切った長さによって出来上がりが異なるそうです。

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デザインが決まったら、水のりで仮どめし、焼成の準備に入ります。「フュージング」なのでガラスが溶けて融合します。出来上がりの意外さも楽しみです。

この電気炉を使って、30分程度焼きます。

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電気炉の中は800℃近くあります。ガラスが溶けて融合し、別々のパーツだったものが一つの作品になります。ガラス自体が焼けているので少し赤黒くなっていますが、これをゆっくり冷ましていくと、また美しいガラスの色が戻ってきます。

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かわいい作品が出来上がりました。こでに金属のパーツをつけてネックレスにしました。焼成中に割れてしまう作品もなく、全員分がとても美しく仕上がりました。前期課程の女子生徒たちも大喜びです。

ガラスのパーツを組み合わせて、可愛らしいアクセサリーを作ることができました。今回は透明のガラス下地に水色やピンクのミルフィオリを重ねる作品が多く、皆さん春の装いを意識したようです。
手作りのアクセサリーをしていると、お店などでも「可愛いですね」と声をかけられることが多いそうです。
世界で一つのオリジナルのアクセサリーに参加者の皆さんも満足そうでした。