HOME > 土曜セミナーレポート・土曜講座レポート > 土曜セミナー「保護者による職業セミナー」
自修館では、保護者の方々に講師をしていただき「職業に触れる」セミナーを開催しています。
参加対象はこれから社会に対する視野を広げてほしい3年生です(他学年の任意参加も可)。
身近な存在である在校生の保護者から仕事の内容ややりがいについて話を伺うことで、
これまで意識しなかった職業や進路について考える機会となります。
セミナーの講師として参加していただいた保護者の方は17名です。Jホールにブースを構えて説明していただきました。生徒はこの日に向けて事前学習をしてきています。
高齢者福祉に関するブースです。高齢者の感覚を体験できるキットを生徒が身にまとい、高齢者が生活上感じている障害を体験しました。
言語聴覚士に関するブースです。口蓋裂の子どもに対する訓練で、話し方が明瞭になる様子を実際の音声(録音)で確認することができました。
保健師に関するブースです。保健師は普段はあまり意識しない健康である状態を守る仕事であること、あらゆる医療関係者をつなぐ立場であることを学びました。
医薬品製造に関するブースです。1つの薬を開発するのにおよそ10~15年かかること、薬の開発だけでなく改良する視点も重要であることが語られました。
今回のセミナーを通じて生徒は2つの職種に触れることができました。最後に講師の保護者の方々に全員でお礼を述べました。保護者の方々には説明のためにスライド集や映像など諸種の準備をしていただきました。
生徒はセミナーを通じて、以前から馴染みのある職業だけでなく、これまで関心のなかった職業についてもその意義ややりがいを知ることができました。
また事前に講師の皆さんに作成していただいたテキストを読み予備知識を得ていましたが、実際の話を聞いてみるとさらに新鮮な印象を受けたようです。
これを契機に徐々に「職業」と「進路」について考える機会が増えていくことを願います。