先週、小学生対象の理科実験教室を開催しました。

「水溶液の性質を調べよう」をテーマに実験を行いました。定期的に開催している実験教室で、私が観察しているのは子どもたちの表情です。今回の実験教室では、自分でビーカーに塩酸を入れる必要がありました。もちろん濃度の薄い塩酸なので、こぼしても人体に影響はありませんが、初めて出会う友達の中で、慣れない何かをするのは勇気のいることです。周りを気にしたり、保護者の方に不安な眼差しを向けたりしたくなる気持ちが湧いてもおかしくありません。しかし、一人として周囲を気にすることなく、真剣な表情で塩酸をビーカーに移していました。目の前のことに一心不乱に取り組む様子に感心しました。

何か新しいことにチャレンジするのに不安はつきものです。今回の実験は小学校で経験したことがあるかもしれませんが、何気ない小さなことでも一つ一つを積み重ね、自信をつかんで成長してほしいと思っています。