昨晩の雨もやみ、朝から春の暖かな日差しが降り注ぐ、卒業式日和となりました。
コロナ禍での3回目の卒業式となった今年ですが、昨年同様、規模縮小、時間短縮、参列者制限などの感染予防に注意をはらっての開催となりました。ただ、今年は参列できない保護者のためにリモートにてリアルタイムでご覧いただけるように致しました。実際、どのくらいの方がご覧になられたのかはまだ掌握しておりませんが、きっと喜んでいただけたと思います。
規模縮小の中でも、本校の大切にしている「一人ひとりが主役になる」という点では、一人ずつの入場・一人ずつの卒業スピーチは外せません。入場の際は、みんな胸を張って堂々と入って来てくれましたし、スピーチでも自分の夢や感謝の気持ちなどを短い持ち時間の中でしっかりと伝えてくれていました。その様子を見て、本当に立派になったと改めて感心していました。
私からは、今後の人生において順風満帆の時ばかりではないが、苦労や困難を乗り越えることで成長していくと信じてほしいという気持ちを込めて、『艱難汝を玉にす』という言葉を贈りました。
最後の答辞では、この6年間を振り返り、そしてお世話になった人たちへの感謝の気持ちを伝えてくれていました。特に、18期生全員に向けた「これまで支えてくれたお父さん、お母さんに今日ぐらいは自分の言葉で感謝を伝えよう」という言葉には、参列された保護者の方々が涙する様子も窺えました。
そして、保護者主催の「卒業を祝う会」がコロナ禍のため今年も実施ができないため、卒業式直後の会場にて卒業を祝う会の幹事の方にバトンタッチし、教員が花束をいただくことができました。本当にありがとうございます。
4月からは18歳成人として言動の自己責任が強くなるわけですが、失敗を恐れず、何事にもチャレンジする自修館生であり続けてほしいと願います。18期生卒業生たちの未来に幸あれ!