本日(26日)、政府は「多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベントは大規模な感染リスクがある」と、今後2週間はイベントの中止や延期、規模縮小する要請を方針として表明しました。ここ1~2週間が封じ込めるか拡散するかの瀬戸際であるとのことで、企業や自治体もそれぞれの見解を公表してきています。学校はこの時期、卒業生を送り出し、新入生を迎える準備の時期です。どこの学校も今後様々なイベントが目白押しだと思いますが、まずは卒業式をどうするかということを判断しなくてはなりません。東京都教育委員会は卒業式の規模縮小を打ち出しました。大学などの1万人規模の卒業式は中止が相次いで発表されています。現時点で本校としては、十分な配慮をもって卒業式を開催すると決めました。式の内容を一部変更したり、時間短縮したりと規模縮小を考えています。また、会場には卒業生と保護者、来賓、教職員のみとして在校生の参列を取りやめました。6年間で一度だけの卒業式ですから、在校生たちにも自分たちの行く道を見せてあげたかったのですが、止むを得ません。また、会場入口にはアルコール消毒液を設置するとともに、うがい・手洗いを呼びかけ感染防止に努めます。座席の間隔を広く取り、式の途中で換気の時間も設けます。国歌・校歌は演奏のみとしました。あとは「 発熱や風邪の症状がある場合や強いだるさ(倦怠感)、息苦しさ(呼吸困難)などがある場合、感染、発症した際に重症化しやすいと言われる高齢の方、糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの基礎疾患がある方などは参列をご遠慮ください」と、生徒家庭に要請しています。咳エチケットや適切なマスクの着用もお願いしているところです。式の最中でもマスクを着用することも可としています。
縮小するとは言え、なんとか6年間の思い出に残る卒業式にしてあげたいと思っています。