朝から暖かく穏やかな初春の一日となりました。16期生の門出を祝福してくれているようです。新型コロナウイルス感染症の影響により、規模縮小の中、卒業証書伝達式を挙行致しました。会場には卒業生と我々教職員のみのアットホームな雰囲気が漂います。令和最初の卒業式、全員マスクをしての卒業式、卒業生にとっても我々にとってもすべてが記念となるものでした。6年前の入学式と同様、一人ひとりがステージから登場します。立派な青年に成長した彼らがとても眩しいくらいでした。規模縮小と同時に時間短縮もとなりましたが、「卒業スピーチ」だけは本校の卒業式にかかせませんので、マスクをした状態でスピーチをしてもらいました。それでも飛沫感染が心配との声もありましたので、マイクとの距離を大きくとったり、クラス間でマイクを交換しアルコール消毒をしたりと対策を講じました。今年のスピーチのテーマは「感謝」が圧倒的に多かったです。この6年間で保護者・家族、教員、友達など、様々な形で支えてくれている人がいることを理解し、普段なかなか声に出せないことをこの節目のときに伝えようとしていたのがとても感じられました。
一時は、卒業式自体を中止にすべきか悩む場面もありましたが、彼らのスピーチを聞くと、形は縮小してしまったけれど、挙行することができて本当に良かったと思います。
今日、こうして巣立って行った16期生たちには、疲れたとき、辛いとき、苦しいとき、そんなときはいつでも心の故郷である自修館へ戻って来てくださいと伝えました。彼らと一緒にこれから先は歩むことはできないけれど、いつまでも応援しています。
「自学・自修・実践」、自分の人生、自分のペースで頑張りましょう。