自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

支えられている環境

DSC03486.JPG今日でセンター試験まで40日を切りました。毎年のことですが、100日を過ぎた後は本当に早く感じられます。本校の受験生(6年生)たちも自分との戦いを繰り返し、自分自身に納得できるよう日々頑張っています。1~5年生たちはいずれ行く道ですが、6年生たちの頑張りをしっかりと見届け応援してほしいと思います。明日からは3学期期末考査が始まりますので、1~5年生は6年生に負けないよう精一杯の努力をしてください。

さて、本校の風除室にはこの季節、デンマークカクタスの花が咲き始めます。生徒たちはクリスマスツリーが先に目に入り、この花に気がついていない者もたくさんいるように思います。DSC03487.JPG実際、この花の鉢は普段この風除室にはありません。では、どこにあるかですが、体育館北側のビオトープの横で育てられています。これは環境委員が育てているわけではなく、本校に入っている清掃の方々が生徒の目を和ませるために丹精こめて世話をしてくださっています。そして、この時期、蕾がたくさんついたデンマークカクタスを風除室へ運んでくださるのです。「置きましたから見てください。」など、決して仰いません。花が無くなると、知らないあいだにまた移動してくださいます。皆気がつかないかもしれませんが、この赤い花があるおかげで風除室が明るくなり、さらにクリスマスツリーも映えるDSC03490.JPGようになっています。環境が人を作るといいますが、その環境は人が作るのです。自修館の環境はこうしたさりげない思いやりから支えられていると、この季節、毎年実感いたします。生徒たちにもしっかりと伝えていきたいものです。4月から5月にかけては、風除室に君子蘭が咲き誇ります。それも、同じように育ててくださっているものです。

普段、なんの恩返しもできていませんが、校内でお会いしたときには感謝の気持ちをこめて挨拶をしています。生徒たちはテスト前で花を見る余裕はないかもしれませんが、自分たちの環境がこうして支えられていることに気づき、感謝の気持ちを持ってほしいと願います。