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学校長の部屋

生活委員会の取り組み

本日12月5日(金)は、11月25日に掲載したように本校での赤い羽根共同募金期間の最終日となります。生活委員会が全校に呼びかけ、クラスごとに募金活動が行なわれたのですが、どのような結果となったでしょうか。生活委員会ではひとり130円を目標に呼びかけをしていました。これは、ペットボトルのジュースが130円(他の金額の物もありますが...)なので、この募金期間内に1本ジュースを我慢していきましょうということでした。

DSC03482.JPG昨日の放課後、私が校長室にて仕事をしていると、そこに5年生の男子ひとりと女子ひとりが訪ねて来てくれました。彼らは生活委員らしく、私にお願いをするためにやって来たのです。それは、「赤い羽根共同募金に協力してください。」ということでした。恥ずかしいのですが、うっかりしていて募金をしていなかったことに気づきました。生徒たちに募金に協力しようと言っておきながらなんという配慮のなさ。申し訳ない気持ちでいると「ご協力お願いします。」と、そんなこと気にしていませんよと言ってくれているかのように、彼らは本当に素敵な笑顔で呼びかけてくれました。慌てて募金をしたのですが、ふと気がついてしまいました。彼らは赤い羽根を持っていないのです。どうやら赤い羽根は数に限りがあるらしく、教員への呼びかけの際には持ってこなかったようです。募金をすることを忘れていた配慮のない私ですが、なぜか赤い羽根がほしくなってしまいました。そこで、彼らに「もし、赤い羽根があったDSC01415.JPGら、あとでくれるかな。」とお願いをすると、「分かりました。確認して、あったら持ってきます。」と笑顔で応えてくれました。そして、しばらくすると、彼らは手に赤い羽根を持ちながら私の元へ戻って来てくれました。本当に笑顔の素敵なふたりで、少しの時間でしたがこのふたりと会話ができたことを嬉しく思いました。会話をするきっかけとなったことについては猛省しています。

今、街中で募金活動が行なわれています。中学生・高校生たちが街頭に立ち、大きな声で呼びかけている姿もあります。寒い季節となりますが、心の温かさを感じられるようになりたいものですね。