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学校長の部屋

赤い羽根共同募金

23365[1].jpg昨日までの連休はとても良い天候に恵まれ、紅葉を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。昨晩のニュース番組では、京都の東福寺のライトアップされた見事な紅葉が映し出されていました。本校の生徒が行く関西FWは真夏の7月ですが、同じ京都とは思えないほどの風景がそこに広がっていました。京都の紅葉がこれほどまでに素敵に見えるのは、色のコントラストがあるからだそうです。寺社の建物の瓦などの濃い色が、紅葉を一層引き立たせるのだそうです。また、庭園の配置(色付きの違う木々)にも工夫があり、東福寺では庭を造るだけで構想3年をかけたとのことでした。毎年、生徒の引率で夏の京都には行くのですが、ぜひこの紅葉の素敵な季節に一度は足を運んでみたいものです。紅葉の見頃は年々遅くなっているといわれていますが、それでもあと2週間ほどは目を楽しませてくれることでしょう。

DSC03483.JPGさて、紅葉とは単に色繋がりなのですが、本日より本校では「歳末助け合い運動(赤い羽根共同募金)」が始まりました。県や地域自治体では12月1日~31日に行なうのですが、期末考査が12月に行なわれる関係で前倒して12月5日まで実施します。生活委員会が全校へ呼びかけ、クラスごとに募金活動を展開していきます。

「歳末助け合い運動」は、地域住民やボランティア、民生委員・児童委員、社会福祉施設、社会福祉協議会等の関係機関・団体の協力のもと、新たな年を迎える時期に、支援を必要とする人たちが地域で安心して暮らすことができるよう、住民の参加や理解を得てさまざまな福祉活動を重点的に展開するものです。そして、この募金の主な使い道は、①地域住民の参加による在宅福祉活動の強化・開発、②地域の福祉ニーズのある方(世帯)への支援、③地域から孤立をなくす活動などとなっています。私は、今朝の職員打ち合わせにて「生徒たちには募金DSC02253.JPGが何に使われているのかをしっかりと理解させるとともに、自分が少し我慢することで誰かのためになれることを教えてほしい。たとえば、普段カフェテリアで食べているパン1個・ジュース1本をこの期間に1回我慢して募金にあてることもできる。また、今の時代はスマートフォンなどでラインの有料スタンプを購入している生徒もいることでしょう。1個100円のスタンプを1回購入するのを我慢して募金にあてることもできるはず。生徒に身近なことで自ら我慢できることを考えさせてほしい。」と話しました。

地域の方へということになりますが、先日の長野白馬村などの地震被害などをみると、今不自由なく生活している我々が支援の必要な人たちへ手を差し伸べることは当然と考えるべきだと思います。普段から考え続けるべきですが、誰しも日常に追われているとなかなかできないものです。ですから、少なくとも「歳末助け合い運動」のような取り組みが行なわれているときには協力する気持ちを持ちたいものですね。

12月5日までのあいだ、クラスごとに生活委員やクラス委員を中心にどのような取り組み・意識付けが行なわれるのか楽しみです。