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学校長の部屋

いよいよ明日、「探究文化発表会」

DSC03355.JPG秋晴れに恵まれた本日、前期課程生たちは、午前中昨日に引き続きゼミ展示・発表の準備を行っていました。個人の集合体としてのゼミですが、同じ空間を共有するという点でゼミとしての統一感を出そうと、27のゼミが工夫を凝らしています。実際の様子は、明日の本番にぜひご覧いただきたいと思います。午後は他のゼミの見学を交代交代で行い、リハーサルを兼ねてお互いに説明したり質問したりしておりました。

後期課程生たちは、今日一日をかけて校内の装飾・教科展示・修論展示・バザー会場・岩手ボランティア・オーストラリア短期研修・保護者展示・休憩室などの共有スペースの準備をしてDSC03357.JPGくれていました。特に、今回は休憩室にて地元伊勢原の銘菓である「さのや」さんの『大山こま最中』と『どらやき』を販売します。こちらは、昨年「かたりば」でご縁を持った伊勢原青年会議所の方からの紹介で話を進めることができました。また、地元との連携という点では、昨年5年生が地産地消の観点から伊勢原の農家より野菜・肉を仕入れ焼きそばを販売したのですが、今年は同じ地元の食材を使って豚汁を作ることになりました。こちらも楽しみにしていただきたいと思います。

このほか、保護者の皆様に出展していただいた作品をラウンジに展示します。とても手の込んだ素敵な作品ばかりです。まDSC03363.JPGた、同会場ではおやじたちの会の皆さんが、毎年継続して「自修館生への一冊」という企画を実施してくださいます。これはご家庭にある本の中で、本校生徒に読んでほしいというものを提供していただくというものです。そして、その思いをコメントにして本へ挟んでいただきます。ぜひ、「この本を!」という本がございましたらお持ちいただきたいと思います。

そして、東日本大震災への支援ということで保護者有志が集まって活動している「絆」の皆さんが、今年も手作りの作品を販売してくださいます。その準備も着々と進んでおりました。今回は手作り作品のほか、生徒が岩手ボランティアで毎年訪れDSC03339.JPGている宮古市田老町から「三陸わかめ」と「かりんとう」「田老の思い(ワッフル)」を取り寄せました。先日、わかめを試食させていただいたのですが、とても肉厚でおいしかったです。「かりんとう」と「田老の思い」は、大正12年創業の田中菓子舗さんのものです。ここの「かりんとう」はとても有名で、関東でも知っている方が大勢いるほどです。この田中菓子舗さんですが、3・11の津波でお店が壊滅状態になってしまい伝統の味の「かりんとう」を作ることができなくなってしまいました。そんなとき、仮設住宅で暮らしている方々の「甘いものを食べたい。」という気持ちに何とか応えたいとして作ったのが「田老DSC03340.JPGの思い」だったそうです。今回、少しでも田老町を元気づけることができたらと、保護者の方が企画してくださいました。明日、3階38教室にて販売しますので、ぜひ多くの方に食べていただきたいと思います。

いよいよ明日、探究文化発表会です。主役は生徒であり、来校してくださる皆さんです。

どうぞ、自修館の文化を堪能していただきたく存じます。