自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

秋を感じる

3学期が始まり1週間が過ぎました。朝夕の涼しさに秋の深まりを感じます。食欲の秋・スポーツの秋・芸術の秋・勉学の秋、皆さんは何に秋を感じますか。学校の周りでも秋を感じることがいくつかあります。自然がいっぱいの本校周辺ですから、田圃に黄金色の稲穂がたわわに実る風景、刈り入れの最盛期を迎えトラクターが動き回る様子、そして少しずつ田圃の表土が見える割合が増えていく過DSCF0240.JPG程、すべて毎年変わらない秋の学校から見える景色です。また、香りからも秋を感じることができます。窓を開けていると吹き込む風にのって金木犀の素敵な香りがしてきます。この季節以外には金木犀の樹がどこにあるのか気にもしないのですが、校内にはこんなに金木犀の樹があったことに改めて驚かされます。日の入りも早くなりました。「秋の日は釣瓶落とし」と言いますが、5時を過ぎると一気に暗さが増していきます。7月に海外FWでイギリス・フランスへ行った5年生たちは、21時近くまで明るかったことが懐かしいのではないでしょうか。

さて、自然から秋を感じることもたくさんありますが、私は行DSC01146.JPG事から毎年秋の近づく気配を感じます。それは、生徒主導の三大行事(スポーツ大会・合唱コンクール)のひとつ探究文化発表会です。今年は10月25日(土)に開催するため、当日まで残すところ2週間あまりとなってきました。今週から放課後には各ゼミ代表者(27名)による本選をかけてのプレゼンテーション予選が始まっています。会場は校長室隣の会議室です。私が部屋から出ると会議室の外で順番を待つ生徒の緊張した姿が目に入り、そのたびに激励の一言(?)をかけています。代表になっていない生徒たちも、ゼミ内でのポスタープレゼンの準備を着々と進めていることでしょう。また、後期課程生たちは物品の準備・確認や当日の進行などの打ち合わせが佳境に入ってきていますので、職員室でも生徒同士・生徒と教員が話し合っている姿をよく目にするようになってきています。自らが主体性をもって進めていける生徒が多ければ多いほど、より雰囲気が盛り上がっていくと思いますので、上級生たちのリードに期待したいと思います。

秋の深まりに寂しさを感じるのが一般的なようですが、本校ではより活気を満ちてくる時期として寂しさを感じている時間は無さそうです。ぜひ、生徒たちの発表を楽しみにしていただきたいと思います。