昨日は、台風18号が日本列島へ猛威を振るいました。皆さんのお宅のあたりは大丈夫だったでしょうか。
本校では、台風の関東直撃がほぼ避けられない状況となった日曜日の夜8:00の段階で休校を決定いたしました。伊勢原の公立小中学校では、日曜日のお昼に休校を決めたそうです。給食のキャンセルなどを考えると夜まで決定を長引かせるわけにはいかなかったとのことでした。
台風による雨風の影響は朝方から11時くらいがピークだったように思います。私は7時に出勤していたのですが、時間の経過とともに職員室から見える景色の変化がわかりました。猛烈な横風と叩きつけるような雨、職員室から小田原厚木道路の下をくぐるアンダーパスが見えるのですが、見る見るうちに雨水が溜まり、アンダーパスの天井まで水かさが増してしまいました。道路も冠水し、どこが車道でどこが歩道か分からなくなり、アンダーパスとも繋がり、まるで池のようになってしまいました。30年この伊勢原市見附島に通ってきていますが、ここまで水かさが増した道路を見たことがありません。幸い、校舎や駐輪場・駐車場は道路より高くなっていますので水に浸かることはありませんでした。
私はスマートフォンにヤフーの防災速報を入れているのですが、ひっきりなしに情報が入ってきました。また、交通機関の遅れや運休についても同じでした。しかし、今回驚いたのは、エリアメールによる警報と避難勧告です。警報は、土砂災害警報であり、大山や丹沢山系に近いところでしたが、避難勧告は本校から3kmほど離れたところにある渋田川沿いの集落へでした。内容は大雨により渋田川が決壊する恐れがあるとのことでした。これまで、この地域に避難勧告が出されたという記憶がありません。結果的には決壊は免れ、ホッとしました。天気が回復した午後4時過ぎに渋田川沿いを車で走ったのですが(興味本位ではありません)、確かに水かさは増しており、私が見たところあと50cmくらいで溢れ出るほどでした。
今回の台風において、多くの自治体が空振りでも良いから早めに避難勧告を出す傾向にあったと夜の報道番組が伝えていました。まずは早めの安全確保を最優先したということでしょう。私は、とても良いことだと感じました。命はひとつしかないのですから、危険だと少しでも分かれば避難するべきです。その情報を得られる方法として自治体からの連絡があるわけですので、外れたからといって文句を言う人はいないでしょう。報道番組のコメンテーターが「御嶽山の噴火は予知が難しかったかもしれないが、台風18号はほぼ進路が分かっているわけだから、しっかりと備えたり早めの非難をすべき。」と言っていたことが頭に残りました。来週には台風19号が接近してくる可能性が出てきています。被害が大きくならないことを祈るとともに、しっかりと備えていきましょう。
本日、生徒たちは台風の影響がなかったかのように元気に登校してきておりました。