本日は夏日となり、長袖のワイシャツでは汗ばむほどでした。10月に入り衣替えをされた方も多いのではないでしょうか。
本校では、衣替え移行期間というものが存在します。私が子供の頃は、6月1日・10月1日が完全衣替えでした。ですから、どんなに暑くても10月になったら学生服を着て登校しないと叱られたものです。しかし、近年のような暑さはなかったため、我慢ができたのかもしれません。本校では、最近の気候変動に対応するため(ややオーバーな表現ですが)、創立時から着合わせを自分で判断できる期間を作りました。それが衣替え移行期間です。創立当初である15年前は9月16日~10月15日が移行期間でした。しかし、年々暑さが増してきて10月下旬でも夏日
になることを考慮し、昨年より10月31日までに延長しました。
この移行期間のあいだは、夏服と冬服のどちらを着ても構いませんが、上着が夏、ズボンが冬など交ざることは禁止となっています。本校の生徒たちは基本的に冬服が好きなようで、10月前から冬服を着て登校する生徒が増えてきます。ここ数日、涼しい日が続き冬服を着て登校するにはちょうど良かったのですが、本日冬服を着てきた生徒は暑くてたまらなかったことでしょう。でも、こうなることを予測してか、昨日よりも夏服の生徒が多かったように感じました。
これらの生徒は、家を出てくるときに自分で判断してきたのでしょうか、それとも親御さんに言われて着替えてきたのでしょうか。本当のところは聞いておりませんので分かりませんが、できれば自分で考え判断してきてほしいと思います。自分で判断もしくは何も考えず冬服を着てくれば、暑くて嫌な思いをし、その経験から次に自分で考えるようになります。ところが、親御さんに言われたままに着替えてきた生徒は普通に過ごして気にかけないでしょう。お母さん・お父さんの言うとおりにして良かったとは思っても、適時の判断ができるようになるかは疑問です。子どもが帰宅したときに、親御さんが「夏服にして良かったでしょ。これからは朝の天気予報を自分で見て判断するのよ。」と諭してくれていれば幾分違うとは思いますが・・。たった着替えだけのことですが、自主・自立へ繋がります。気配りに繋がります。特に、前期課程生に言いたいところですね。
10月31日までのあいだ、快適に過ごすためにもぜひ自分で判断してくることを願います。
(※写真は、先日実施した丹沢クライムの塔ノ岳山頂から撮影したものです)