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学校長の部屋

月に風情を感じる日

本日は、2学期期末考査一日目。

生徒たちは、黙々と答案用紙に答えを書き込んでおりました。最後の1秒まで大切にしている姿が多く見られました。結果は来週の答案返却日となりますが、努力は裏切らないといいますから、頑張った分だけの結果が期待されることでしょう。

220px-Tsuki[1].jpgさて、昨晩はあいにくの曇り空であったため、月を見ることができませんでした。そうですね、皆さんもご存知の通り、昨晩は中秋の名月でした。例年であれば、秋分の日あたりなのですが、今年は少し早かったようです。中国でもこの日を中秋節と言い、古代中国の帝王が秋の季節にお月様を祭る礼から由来しているとされ、祭日となっているそうです。実は、昨晩、私の娘(大学生)が中国にいる友人とのメール(ライン?)により、中国ではものすごくきれいに月が見えていると知り残念そうにしていましたので、触れてみた次第です。

この中秋の名月は、旧暦8月15日にあたります。旧暦とimage[2].jpgは、月の満ち欠けによって暦が作られたもので太陰暦とも言います。現在の太陽暦と比べると1ヶ月ほどずれているのが分かります。昨晩はあいにくの天気でしたが、中秋の夜に雲などで月が隠れて見えないことを「無月」、中秋の晩に雨が降ることを「雨月」と呼び、月が見えないながらもなんとなくほの明るい風情を賞するものとされているそうです。感じることはできましたでしょうか。私の娘にもこのことを話しましたが、期末考査中の生徒たちには風情を味わう余裕は無かったかもしれませんね。

また、今晩(9月9日)は月が地球に接近する時と満月が重なる現象「スーパームーン」だそうです。スーパームーンの月は通常の満月に比べ、大きさが14%、明るさが30%増して見えるそうです。特に月が地平線近くにあるときに見るとその大きさの違いが分かりやすいようなので、皆さんもぜひ、ご覧になっていただき、その違いを感じてほしいと思います。

このブログをお読みになる時間が夜遅かったりしても、ぜひ月を見てみてください。

まずは、今晩空が晴れて月が見えることを祈りましょう。

(※写真は、ヤフーHPより引用)