明日より、いよいよ第2学期期末考査が始まります。
昼休み・放課後の職員室は、質問に来る生徒たちで大賑わいです。
そんな中、余裕(?)に見えるのは1年生です。休み時間は、いつもと変わらず廊下や教室で元気に動き回っています。本日、私のセルフサイエンスの授業があり、1年生のクラスへ行くことが多かったので上級生とのギャップを感じたのかもしれません。それでも少し不安に思ったので、授業内で「テスト勉強してない人。」と質問をしてみると、「さすがにそれは無いと思います。」という返事が返ってきました。なるほど、それであれば「今の時点ですでに諦めムードになっている人。」と質問を変えると、各クラス4~5名ほどの手が挙がりました。不安な気持ちはみんないっしょだと思いますが、そこで頑張ろう
とするか、諦めてしまうか、それによって自分に対する自信の持ち様が変わります。生徒たちに「途中で投げ出したり、諦めたりしたことがこれまでにあった人。」と訊くと、ほとんどの生徒の手が挙がります。そこで、「投げ出した後、諦めた後、良いことがあった人。」という質問をすると、誰も手が挙がりません。みんな分かっているのですね。それであれば、自分を卑下したり誤魔化したりしないで、精一杯努力をしていきましょう。
なにごとも努力することは反復と継続です。決して楽ではありません。テニスの錦織選手が日本人初の4大大会ファイナリストになったというニュースがありました。報道では、マイケル・チャンコーチの指導が大きいと言われています。プロ選手でありながら基本の連続でまるで高校の部活動のようだそうです。でも、その中から自分なりのスタイルが確立されていったのだと思います。勉強も同じだと思います。勉強していない生徒たちに訊くと、「めんどうだから。」という答えが返ってくることが多いようです。でも、本当は「どうやっていいか分からないから。」「目的がないから」が本音ではないでしょうか。勉強することも目標を達成させる手段なのですが、勉強することが目標になってしまうと辛くなってしまいますね。錦織選手は明確な目標があったから、手段である基礎トレーニングに打ち込め精神的にも粘り強さがついたのだと思います。
生徒たちにも目標を持ち、それを叶えるためチャレンジする・努力する自分を作ってほしいですね。
明日からの期末考査、全力を出し切りましょう。