自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

思いやりの心を育てる

今日は朝から雲に覆われ、どんよりとした天気の一日でした。天気に影響されて気持ちまで塞ぎこむことの無いよう、心がけたいものです。

さて、本日は伊勢原モラロジー事務所の方が御礼に来られたことについて掲載します。夏休み中の8月8日、伊勢原市中央公民館にて第51回教育者研究会が開催されました。これは、文科省・神奈川県教育委員会・伊勢原市教育委員会が後援となっているものです。ですから、伊勢原市内の幼稚園・小中学校・高校などの教育に携わる方々が参加されていました。この教育研究会に公益財団法人モラロジー研究所(伊勢原モラロジー事務所)が共催となり、今回のテーマである「思いやりの心を育てる」を考える会となりました。

download.JPGモラロジーという言葉は聞きなれないと思います。「道徳」を表すモラル(moral)と「学」を表すロジー(logy)からなる学問名で、日本語では「道徳科学」と言うそうです。午前中は、伊勢原市教育長の講話や市内幼稚園・小学校・中学校の実践事例発表、特別講話が行なわれました。そして、午後には市内(県立伊勢原高・県立伊志田高・私立向上高・私立自修館中等教育学校)の高校生がパネリストととなり、シンポジウムが行なわれました。このシンポジウムに本校から5年生の男子2名PTDC0266.JPGが参加してくれました。彼らに声をかけたのは、自分たちで老人ホームなどにアポイントメントをとり、ジャグリングを披露する活動をしてきていたからです。また、昨年、岩手ボランティアへも参加し、仮設住宅などでジャグリングを行い、喜んでいただきました。彼らのボランティア精神は、今回のテーマ「思いやりの心を育てる」に相応しいと考えました。学年の先生から彼らにお願いしてもらったところ、快く引き受けてくれたのです。

シンポジウムでは、高校生に大切なこと・思いやりの心を育てるにはなど、いくつかの質問がされたのですが、他校の生徒たdownload①.JPGちとともに、堂々と答えていました。特に、ボランティアで老人ホームに行ったときの経験をもとに話していたことはとても説得力があったと思います。会場の方々も、とても感心されておりました。

この夏休みのことに対して、伊勢原モラロジー事務所の方が御礼のためとわざわざ来校してくださったのです。生徒たちは授業中だったため直接お話はできませんでした。でも、当日の様子を収めたDVDができ次第またお持ちいただけるとのことですので、そのときにゆっくりお話ができるといいと思います。

DSC03221.JPG「こころが育つ進学校」、自修館の教育方針です。今回の「思いやりの心を育てる」は、日頃から私たちもとても意識しているところです。人間関係が希薄になってきている今だからこそ、本当に大切なことだと考えます。お互い、周りの人のことを少しでも考えていきたいものですね。