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学校長の部屋

夏休みを振り返る①

今日も暑い日が続いておりますが、皆さんはお変わりありませんか。残暑お見舞い申し上げます。

DSCF3889.JPGさて、今、私は「残暑お見舞い申し上げます。」と書きました。「暑中お見舞い」と「残暑お見舞い」の境はいつなのか皆さんご存知ですか。昨日の朝礼にて私が生徒たちに質問したことです。立秋を境に夏から秋に移るとされるため、この日を境に変わっていくのですね。今年であれば立秋は8月7日でしたから、8月6日までが暑中見舞いとなるわけです。ここまでは知っている生徒もいたのですが、このあと私は、「残暑お伺い申し上げます。」と話しました。恥ずかしながら私はこの使い方を知らずに50年以上も過ごしてきたのです。皆さん、「残暑お見舞い」と「残暑お伺い」を使い分けていらっしゃいますか。続DSCF3891.JPGいて生徒たちにも尋ねてみましたが、誰も知らない様子でした。先日、テレビを見ていてこのことを初めて知りました。「お見舞い」というのは、本来、目上の者から目下の者への言葉遣いであり、残暑見舞い(暑中見舞い)を目上の方へ出す場合に「見舞う」という表現は憚るべきなのだそうです。そこで、「お伺い申し上げます」と言い回すとのことでした。私は、これまで目上の方にも「お見舞い」と書いたり話したりしてきました。これからは、少し意識していきたいと思いました。朝礼では、「私の夏休みの一番の勉強は、もしかしたらこのことかもしれません。」と、恥ずかしながら生徒たちへ話しDSC03145.JPGました。この夏休みに、生徒たちにとって一番こころに残ったことは何だったのでしょうか。

私の20日間は、もちろん仕事もたくさんありましたが、長期休みには必ずやろうと決めていることがあります。それは読書です。普段は1週間に1~2冊のペースではありますが、夏休み前に違うジャンルの本を10冊買い込んで(たいした量ではありませんが...)、成田への送迎の待ち時間や岩手ボランティアの行き帰りなどの時間も利用して読破しました。読書は、毎日の新聞とはやはり違う情報が得られます。そして、想像力・読解力・集中力がつくと思うのです。生徒たちにも読書感想文を書くための読書ではなく、自分が「こんな本を読みたいな。」と楽しみにしながら読書をしてほしいと思います。

明日は、7月31日から8月3日に行った岩手ボランティアについて掲載いたします。