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学校長の部屋

節電を考えますか?

本日は曇り空ではあるものの、蒸し暑い日中となっています。校長室にある「見守りっち(携帯型熱中症計)」は28℃、湿度55%を表示し、警戒レベルのランプが点いています(15時現在)。それでも、校長室は窓を開け、外からの風で凌いでいます。これから本格的な夏が来ると思うと恐ろしくなります。

DSC02863.JPGさて、7月1日が過ぎ、政府による夏の節電協力要請期間が始まりました。東日本大震災後、毎年行われているもので、9月30日まで続きます。今年は稼動原発「0」という状況での夏を迎えるわけですが、関西電力・九州電力管内では安定供給に最低限必要な水準しか確保できないといわれ、電力供給が逼迫する可能性があるとのことです。政府は、昼間の電力一律削減を求める数値目標を定めず、起業や一般家庭の自主的な節電で乗り切りたいと考えているようです。3年前には、いたる所で節電が呼びかけられていましたが、今ではこのような政府の協力要請期間が継続して行われていることもあまり話題にはなりませDSC02860.JPGん。すでにデパートや様々なところでは寒いくらいのエアコンがかけられています。

私は、1学期の終業式と保護者会にて「本校は今年も節電に協力します。少し我慢をしてもらいますが、協力をお願いします。継続していくことが大切だと思います。」と、生徒・保護者へお願いをしました。本校は4学期制を採用している関係で、7月いっぱいと8月21日から平常授業が行われていますので、とても大切な協力要請なのです。社会のために、自分たちに何ができるのかを考え、行動することが大切であると教えたいですね。それでも、3年前に比べると節電の約束も少し緩和DSC02868.JPGさせてきています。政府指針ではエアコン温度を28℃以上とありますが、実際教室に温度計を置き2年前より継続的に温度チェックをしていると、28℃では生徒たちの学習効率が悪いことが分かってきましたので、27℃に保つことに変更しました。しかし、廊下のエアコンは引き続き入れないで乗り切っていきたいと思います。それでは、本校の夏の節電の約束を以下に記載してみます。

1.教室のエアコンは、温度計が27℃を超えた場合に入れる

2.エアコン使用時には、カーテンを広げる

3.普通教室の室温を毎日定期的に記録する

4.朝と放課後の自習スペースを限定する

5.校内の電灯は朝7:15以降に必要に応じて点ける

6.廊下の電灯は基本的には点けない

7.下校時には教室のカーテンを広げておく(朝日が差し込み温度の上がるのを防ぐ)

以上のほかに、パソコンに関することなどの細かな約束もあり、少しでも日中の消費電力を減少させようと取り組んでいます。

 

DSC02862.JPGただ、無理し過ぎは良くありませんので、状況をしっかりと確認しながら、教育効果に大きく影響が出ないようにしていこうと考えています。

この取り組みに、生徒の環境委員会が昨年より賛同してくれて、節電ポスターを各クラスから出してもらうよう呼びかけ、校内へ掲示してくれています。4回目を迎え、今後も生徒たちは協力するのが当たり前と思ってくれることでしょう。本当に良い生徒たちです。