自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

雷の距離

DSC_4646.jpg午前中は蒸し暑いくらいの天候でしたが、今(18:00)は空気が少し冷たいくらいに感じています。

皆さんの町では大雨・雷、大丈夫でしたでしょうか。学校周辺では13:30頃から猛烈な勢いで雨が降り始め、瞬く間にグランドが湖になってしまいました。同時に雷が鳴り響き、生徒の驚く声が教室から聞こえていました。


雷が鳴ると怖いと思う人もいるでしょうけれど、私は昔からわくわくしていました。小学生の頃は、部屋の窓から兄といっしDSC_4647.jpgょに稲光をずっと眺めていたのを思い出します。その頃、雷が光ると数を数えることを兄とよく行ないました。お分かりだと思いますが、音がどのくらい遅れて聞こえてくるかによって雷がどれくらいの距離のところで発生したかを知るためです。皆さんもご存知の通り、音よりも光のほうが速いですからその時間を計って近いか遠いかを話していました。では、実際の距離はどのくらいなのでしょう。340(m/秒)×光ってから音の聞こえるまでの時間(秒)で距離がでます。光っていても音が聞こえない場合、40~50kmくらい離れているそうです。本日DSC_4649.jpgも、光ってから音が聞こえるまでの時間を計っていたところ、徐々に近くなってきたのが分かりました。そして、光ったのとほぼ同時に空気を切り裂くような激しい音がしました。1秒も間がないということは340m以内ですから、ほぼ真上で雷が鳴ったということです。あとで1年生の授業をしていた教員から聞いたのですが、ほぼ同時刻に校舎の屋上にある避雷針に雷が落ちたとのことでした。何人かの生徒がそれを目撃し、授業中でしたがとても興奮して話していたそうです。

 

DSC_4650.jpg大雨と雷の影響により小田急線や相模線のダイヤが乱れ生徒たちが帰宅できるか心配でしたが、生徒たちが帰宅する頃には雨も小降りとなり、雷も遠くで聞こえるほどになり交通機関の乱れも収まり安心しました。これから夏になり、ゲリラ豪雨が頻繁におこる可能性があります。自然災害は地震だけではありませんから、常に防災意識を高め、備えていく必要があると実感させられました。