ゴールデンウィークも終わり、1学期の後半戦が始まりました。生徒たちは様々な過ごし方をしていたと思いますが、今朝、元気に登校しておりました。このゴールデンウィークには、テレビなどで山の事故や海の事故などを何件も耳にしておりましたので、生徒たちの無事な姿を見られたことがなによりです。
今朝は朝礼を行い、1・2学期のクラス委員の任命と、各委員長・実行委員長の任命を行いました。クラス委員の任命は私から任命書を手渡しましたが、生徒自治を行っていくうえで大切なことは自覚ですから、委員長たちへは生徒会長から手渡してもらいました。来月には、いよいよ彼らの出番となるスポーツ大会が実施されますので、ぜひ全校をまとめてほしいと思います。
また、朝礼では教育実習生の紹介を行いました。毎年この時期に、教師を目指した大学生を教育実習生として受け入れています。今年は、卒業生6名と卒業生のお姉さん1名、計7名を3週間預かります。在校生たちにとっても、卒業生の先輩たちの立派になった姿、目標に向かって頑張っている姿を見ることで自分に置き換えて自分の将来を想像することができ、刺激をもらうことができます。朝礼が終わったあと、実習生たちと話をしたのですが、彼らの多くは「在校中に先生方が本当に親身になって接してくれ、教科の楽しさや人となりを教えてくれました。そして、自分も○○先生みたいになりたいなと思ったのがきっかけでした。」と話してくれました。私からは「その気持
ちは嬉しいが、実習中は生徒の時間をもらうことになるのだから、卒業生として甘えることなく、今できる精一杯のことをするように。そして、一生懸命に頑張り、目標に向かって輝いている姿を見せてほしい。」と伝えました。一生懸命にやっていれば、きっと生徒たちが助けてくれることでしょう。
彼らには、教師とは授業を行うだけでないということも分かってもらうため、クラスや部活にもついて活動してもらいます。また、来週行われる丹沢クライムにも同行してもらいます。自分たちが経験した丹沢クライムが、引率という立場になるとどう変わるのかも実感してほしいところです。
ある実習生が、朝礼の挨拶で「私の先生は、ここにいる生徒みんなです。」と言いました。生徒たちからも様々なことを教わるという謙虚な気持ちと、なにごとにも自ら積極的に向かうという気持ちでかけがえのない3週間にしてほしいと願っています。