自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

気持ち次第

DSCN1641.JPG今日も、春の陽気に誘われてのんびり散歩でもしたくなるような穏やかな日になりました。本校のそばにある渋田川の芝桜も、今が見頃となっています。今週末には、今年度初めての土曜セミナーとして伊勢原探訪(学校周辺版)が行われます。渋田川の芝桜を鑑賞し、近くにある柏木牧場を回って戻ってくるというものです。柏木牧場は伊勢原・平塚・厚木近郊では知名度が高く、遠くからわざわざやって来る方もいるようです。特に、新鮮な牛乳で作るソフトクリームは絶品です。伊勢原探訪でここを訪れる生徒のほとんどが注文するほどです。そのほかにも、できたてのコロッケやメンチカツもとても美味しいでIMG_1242.JPGす。もし、本校へ来られる際は、寄ってみてほしいと思います。(※写真は、昨年度のものです)

さて、本日は新聞を読んでいて「はっ」としたことに触れたいと思います。ここ数年50歳を過ぎた頃からか、自分でも若い頃に比べると体力が落ちていることを痛感することがあります。でも、以前であれば自分から「もう年だな。」などと口には出さなかったのですが、最近ではときどきこの言葉を口にしている自分がいるのを感じます。本日の朝日新聞「天声人語」に、「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う」という言葉と、そのあとに「年を重ねただけで人は老いない。理想DSC02462.JPGを失うとき初めて老いる」とありました。この言葉を読んだとき、今の自分に「はっ」とさせられたのです。自分で自分を老いたと認めることで、できないことの理由にしていないか、努力を怠っていないか、目標を低くしていないかなど、頭の中に様々なことが浮かんできました。

天声人語には、「大和市が60歳代を高齢者と言わない都市に宣言した」とありました。そして、「豊かな知識と経験は市の宝。はつらつと活躍していただきたい」と結んでいます。素晴らしいことだと思います。60歳を過ぎた方々の「まだまだ現役」という気概が感じられるようです。それに比べたら私なんDSC02532.JPGぞは50歳を少し過ぎたまだまだ洟垂れ小僧のようなものなんです。自分で「もう年だな。」などと言っている場合ではありませんし、そんなことを言ったら怒られそうです。今、こうしてお読みいただけている方の中にも、私に共感していただける方がいらっしゃるのではないでしょうか。

本校の教職員は平均年齢が34.6歳と若い集団であり、50歳を過ぎている者は私を含めて3名しかおりません。そのために、若い方に引っ張られず全体との比較で年寄り的な気持ちになってしまっていたのかもしれません。「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う」という言葉を忘れないようにします。生徒たちにもこの言葉は伝えていきたいと思います。今日の天声人語に出会えて良かったです。

読者の皆様には私の他愛もないコメントをお読みいただき、ありがとうございました。