本日は、年に一度の身体・運動能力測定、健康診断の日です。一日かけて全学年の生徒が行います。
健康診断では、視力・聴力・内科・歯科・心電図(1・4年生のみ)のチェックが行われ、身体・運動能力測定では、身長・体重・座高、握力・立ち幅跳び・反復横とび・上体おこし・長座体前屈・シャトルラン・50m走・ハンドボール投げが行われました。
この中等教育の6年間は、一生の中でも身体の変化がとても大きな時期であり、新入生と6年生では大人と子どもくらい、体格の違いは歴然としています。ですから、今日は生徒たちにとって自分の身体の変化を知る良い機会です。そして、中には1年間で身長が10㎝、6年間で30㎝以上も伸びたという生徒もおりますので、自分の成長を楽しみにしている生徒も多かったのではないでしょうか。私も中学3年間で20㎝身長が伸びましたので、その気持ちが分かります。
こうして自分を知ることで、気をつけなければいけないことも見えてきます。それは、急激な身体の変化に部分的についていけていない場合もあるということです。たとえば、私もそうだったのですが、身長が伸びたとき、しばらくのあいだ貧血に悩まされました。また、骨の発育がついてこれず関節が痛むということもありました。生徒たちには、栄養バランスに気を配るなど十分注意してほしいと思います。
また、別の意味で気になることもあります。それは、女子の中に前日の夕飯から今朝の朝食まで食べてこない生徒がいるということです。体重が気になる年頃なのかもしれませんが、運動能力測定では50m走やシャトルランなども行うわけですから、無理をして体調を壊してしまわないかと心配です。食育が話題になる今、単発的な努力ではなく、バランスの良い食事を心がけ、長期的に無理のない計画を立て健康を保つことを願います。幸い、本日は体調を崩す者もなかったようで一安心でしたが・・・。
生徒たちは、グループごとにまとまって移動し、それぞれの種目に一生懸命取り組んでいました。視点を変えて種目担当の教員の説明を聞いていると、対象学年によって微妙に異なっているのが分かりました。1年生の説明は、これでもかというくらい丁寧に細かく話していたのに対し、6年生には「はい、やるよ。」で実施できていました。これも経験や生徒の理解度などの違いなのですね。
本日の結果は、健康診断が6月の保護者会にて、身体・運動能力の全国平均対比などは2学期末(9月)までに伝えることができると思います。生徒には楽しみにしていてほしいと思います。