久しぶりに1~5年生が揃って登校してきました。やはり、前期生(1~3年生)が校内にいると賑やかです。
本日は、明日の終業式を前に全校で大掃除を行いました。教員にも生徒たちにも、整理・整頓・清掃・清潔を常に心がけるよう話してきましたが、1年前と比べて教室の中はきれいに維持されていたでしょうか。1年間使用してきた教室とも明日でお別れですので、感謝の心を込めて清掃してほしいと願っていました。
大掃除の時間に校内を見回ってみると、廊下やクラスの窓ガラスを一生懸命磨く者、床に座って扉のレールのゴミを必死に掻き出す者、濡れ雑巾で床拭きを競争している者など、クラスによっても配役(?)は様々であり、手順を想像するのにも楽しさがありました。中には、机と椅子のネジを締め直していたり、1年間で背が伸びたのか、高さを調節したりする姿も見られました。これは、本校独自のものであり、生徒たちも自分の成長を肌で感じられるときでしょう。
6年生たちは卒業していきましたから、教室内には机も椅子も残っていません。(※6年間使用した机・椅子は学校の備品ではありますが、今は卒業と同時に記念に持ち帰ってもらっています。いつまで継続できるか分かりませんが、想い出とともに大切にしてほしいと願っています。)そのガランとした教室を5年生たちが清掃していました。この4月から、いよいよ彼らがこの教室を使うことになります。6年生の教室のある4階は、毎年雰囲気が違うことを生徒たちも感じているのでしょう、清掃する5年生たちも学校生活あと1年という思いと、いよいよ受験生として本気モードにならなければという不安感でいつもと様子が違うようにも感じられました。そんな6年生の教室に、6年の担任と制服を着たひとりの卒業生が片づけをしていました。つい先日まで受験勉強のために登校していた彼は、自分のために親身になってくれた担任のお手伝いをしようと、わざわざ登校して来てくれたとの
ことでした。担任も嬉しそうでした。
こうして、学校内は年度を締めくくる準備が整いました。明日は、学年・クラス・個人でこの一年を振り返り、二度と戻らないときをそれぞれの心の思い出袋に詰めてほしいと思います。