昨夜の暴風雨もおさまり、今朝生徒たちの登校時には雨も上がっておりました。昨晩は、「もし雨が降っていたら大変だな。」と考えていただけに一安心でした。それというのも、本日より1~4年生のスキー教室が始まるため、大きな荷物を持って登校する生徒たちは傘を差しづらいと思っていたからです。
学校への集合は普段よりも早い7:30でした。体育館に入って来る生徒たちは、予想通り大きな荷物を持っていました。最近の流行でしょうか、多くの生徒がキャスター付のバッグを持っています。関西FWなどでも多くなってきていましたが、私には雪山へスキーをやりに行くときに持つイメージが無かっただけに「最近は変わったな。」と感じておりました。また、生徒たちは私服での集合のため制服姿とは違った表情が見られ、普段学校から帰ってからの様子が窺えましたが、全体的に落ち着いた雰囲気だったと思います。
本校のスキー教室は、1~4年生まで毎年実施しています。ゲレンデは長野県の志賀高原、熊の湯スキー場です。熊の湯スキー場はスキーオンリーであり、スノーボーダーがおりませんので、本校はここ12年間ずっと通っております(私はもう7年行っておりません、残念です)。また、定宿としている熊の湯ホテルさんは、本校が500人近く入るためほぼ貸切状態となります。お世話をかけるのですが、いつも快く迎え入れてくれます。4年生にもなると4回訪れるわけですから、ここが勝手知ったる第二の故郷(?)くらいに感じているようです。中には家族とファミリースキーでやって来る生徒もいるようです。
本校がスキーを体育の授業の一環として取り入れているのは、体幹バランスを鍛え、生涯スポーツとしての冬季種目に相応しいと考えたからです。スキーをやられた方ならお分かりと思いますが、一度滑り方を覚えると1年経ってもすぐに対応できますね。そして、無茶な滑り方をしなければ年をとってもスキーをすることができます。ゲレンデにはお年を召された方が優雅に滑っている姿をよく見かけます。スノーボードを年配の方が行っているのはほとんど見かけません。それは、スノーボードが腰に負担がかかるからです。生徒たちには、年を取ってからでもできるスポー
ツとして修得してほしいと考えました。もし、おじいちゃん・おばあちゃんになったとき、子どもや孫に颯爽と滑る姿を見せられたら素敵だと思いませんか。ぜひ、そうなってほしいと思っています。(実は、私も自分の子どもたちを連れて毎年のようにスキーに行くのですが、このときばかりはカッコいいお父さんと思ってもらえるようですから、生徒たちも将来きっとそう思ってもらえるはずです)
また、このスキー教室を最後に年度が終わりを迎えます。一年間、同じクラスで過ごしてきた仲間たちと最後の想い出を作るためには絶好の機会となります。寝食をともにし、よりお互いのことを分かり合うということも大切な目的のひとつです。知らなかった一面を見られるのも、よくあることです。
現地には14:30頃に着いたという連絡が入りました。今日は1時間ほど足慣らしをして、明日から本格的な実習が始まります。怪我をすることなく、実習の成果があがることを期待しています。
それでは、17日に元気に帰って来ることを楽しみにしていたいと思います。
(※写真は、昨年度のスキー教室の様子です)