卒業式から一夜明けた職員室には、生花が昨日の余韻を残しています。10期生たちは今、どのように思っているのでしょう。学校は朝から平常通りの活動が行われ、在校生たちは明日から始まる4学期期末考査へ向けて授業に取り組んでいます。
本日は、昨日の卒業式後に行われた保護者の方主催の「卒業を祝う会」について記載したいと思います。
卒業式が終了したのち、17:00から本厚木にあるホテルにて開催されました。このホテルは、ここ3年連続で会場として予約されています。この「卒業を祝う会」は、過去には学校にて行った年もありましたが、会場や内容については全てその年の学年保護者の皆様にお任せしております。卒業式の多いこの時期ですから、1年前から予約をしないとなかなか押さえられないようですが、保護者有志の皆様が話し合われて準備をしてくださっています。
会場へは、ほとんどの卒業生・保護者の皆様は学校からスクールバスに乗車し向かいました。
我々教職員は、全員が招待されており、会場へは保護者有志の方のご案内に続き入場するというセレモニーも用意してくださっていました。ジュースやウーロン茶で乾杯が終わると、歓談の時間です。腹ごしらえをしている者あり、卒業アルバムにコメントを書き合っている者あり、保護者といっしょにお世話になった先生たちへ挨拶をしている者ありと、卒業式のときのような緊張感はなく、和やかな雰囲気が続きました。
そして、一段落つく頃に保護者の方が準備されていた催し物が始まりました。まず初めは卒業生たちの幼い頃の写真が映し出され、それが誰なのかを当てるというものです。クラス担任が回答者となったのですが、さすがは担任、ほとんど写真の人物を当てることができていました。その中でも感心したのは、戦隊者のマスクをかけている写真を見て「この手の趣味は、○○君。」と、見事に当てたことです。担任がその生徒のことをよく知っているということですが、18歳になっても少なからず趣味として残っていたということでしょうか。
その後、生徒の代表がステージに立ち10分間のコンサート(?)が始まりました。ロック調の曲になるのかと思いきや、「さくら(独唱)」や「3月9日」など卒業に向けてみんなが歌える曲が始まり、卒業生たちもステージ前に集まって、いよいよ最後なんだという気持ちを高めていました。この曲選びも10期生らしい感じがします。曲が終わるとこの6年間をまとめたビデオが流れ、走馬灯のように思い出が甦り、ここで時間を止めてほしいという雰囲気が感じられました。そして、本当に最後になったのですが、3年生のときの合唱コンクール課題曲である「COSMOS」を、その時の映像に合わせて全員で大合唱しました。会場に響き渡るほどの声で、行く時を惜しむ気持ちを声に乗せているかのようでした。
本当に素晴らしい「卒業を祝う会」でした。この素晴らしい会を一年間かけて準備していただいた保護者の皆様、改めて御礼申し上げます。
そして、10期生たちのこれからに、幸多きことを祈念致します。
追記:会の中で教員を代表して私と学年の先生方が記念品を受けたのですが、その中には、わざわざこのときのために卒業生保護者の方が創られたアートフラワーがありました。とても素敵なもので、今日、校長室に飾らせていただきました。他の教員からあとで聞いたのですが、それぞれの先生方のイメージで創っていただけたとのことで、さらに感動しました。
本当にありがとうございました。