先週土曜日(8日)、関東地方は45年ぶりの大雪に見舞われ、道路・鉄道・航空すべてにおいて大変な影響を受けました。多くの学校が生徒の安全を考え休校という判断をする中、本校においても早朝5:00の段階で全家庭へ緊急連絡にて休校を伝えました。しかし、困ったこともありました。9日に活動する部活の準備ができないということです。サッカー部・卓球部が公式戦、器楽部は定期演奏会を予定していました。特に、器楽部は楽器を運搬しなければならず、8日の夕方に行う予定であったものを9日当日の朝へと変更せざるを得ませんでした。そのため、前日練習・当日リハーサルの時間が十分にとることができなかったようです。それでも5年生の引退も兼ねた定期演奏会でしたので、悪条件の中、最後までしっかりと行なったと報告を受けました。これも良い思い出に変わることでしょう。
さて、8日に話を戻しますと、普段は大山に雪をとられ、伊勢原ではあまり雪が降り積もることはないのですが、今回は脛の真ん中くらいまで雪に埋まるところもありました。私の自宅では、庭の大きなゴールドクレストという樹が雪の重みで枝が垂れ下がり、翌朝には何本も太い枝が折れてしまっていました。雪の重みで枝が折れるということを初めて見まして、改めて自然の脅威というものを感じました。
また、神奈川県内では停電となった地域があったようですが、大丈夫だったでしょうか。私の家はオール電化なので、停電にはとても弱いです。3年前の東日本大震災のときは暖房器具もすべて使えなくなってしまい、ローソクだけで過ごし、とても寒い思いをしたことを思い出します。そのため、東日本大震災の直後に非常用の灯油ストーブを購入しました。今回もすぐに使えるようにと準備していましたが、幸い伊勢原は停電になることはなく、使用せずにすみました。
皆さんのご家庭は大丈夫でしたでしょうか。
あれから4日が経った今日、生徒たちは元気に登校してきました。(2月10日は年間予定で休校)
道路の雪はほとんど溶けてなくなっていますが、日陰には所々に残骸(?)が残っています。できれば、もう少し雪が残っているところに生徒たちを登校させたかったと感じています。生徒たちが雪に対してどのような行動をとるのか、見てみたかったのです。それは、8日に雪の降る中を外出した際、近所の小学生たちが元気に雪遊びをしている姿に出会い、『本校の生徒たちだったらどんな反応を示しているだろう。』と考えてみたからです。きっと、ある者は雪合戦を始め、またある者は雪だるまなどの創作をし、中には何の興味も示さない者もいる、それぞれのそんな個性の表れを見てみたかったですね。
天気予報では、今週末にかけて雪になる虞があるとのことです。先日のような大雪は勘弁してほしいものです。