今朝、いつものように校内の清掃をしながら巡回をしていると、これもまたいつものように6年生たちが校内の各々の指定席(のようになっている)で黙々と勉強をしていました。明日から始まる大学入試センター試験に備え自宅で過ごす生徒もいる中で、生活のリズムを変えず、当たり前のように気張らないでいる姿に頼もしさを感じます。(内心はドキドキなのかもしれませんが・・)
それでも、今日は早めに就寝し、明日に備えて気力体力の充電をしてほしいと思います。
さて、6年生がいよいよセンター試験という中で、後輩たちのあいだでは別の動きがあるようです。放課後、私が廊下を歩いていると、ある教室から女子2名が出てきました。教室の中には同じ部活の生徒たちが大勢おりましたので、何をしているのかその女子に尋ねてみると、部活の追い出し会の計画を立てているということでした。そして、「5年生の先輩がもうすぐ引退なんです。だから、少しでも想い出に残るように考えているところです。」と話してくれました。私は、てっきり6年生たちの卒業に向けてのことと思っていたのですが、勘違いでした。そう言えば昨日休
み時間に色紙を手にしている生徒を見かけましたが、同じようなことが多くの部活で行われているのだと納得できました。
本校では、この一月末が部活動の引退の時期に定められています。そして、6年生が大学受験の本番を迎えている2月には、彼ら5年生も受験生として全員での本格的な取り組みが始まっていくことになります。その気持ちの切り替えをさせてくれることのひとつに、後輩たちからの追い出し会があるのだと思います。後輩たちからの感謝の気持ちと激励の言葉を受けることで、頑張らなければと強く思うことでしょう。このような先輩後輩の絆ができていくことをとても嬉しく思います。
※ 写真は過去の追い出し会の様子です。