本日は、4・5年生は模擬試験、3年生は校内実力テストを実施しました。1週間前に6年生たちがセンター試験を受け、下級生も関心の高い時期ですから、自分たちの力を試す本日のテストに真剣に向き合っていました。
生徒たちがテストを行っている時間と並行して、「第3回JEQ子育てセミナー」を開催致しました。講師はもちろん、松下信武先生です。以前にも紹介いたしましたが、先生はJOCオリンピック強化スタッフ、日本スケート連盟スピードスケート強化スタッフでもあり、2月に行われるソチオリンピックへ同行されることになっています。その忙しい中、本校のセミナーのために時間を取ってくださっていました。本当に感謝です。
本日は、冒頭にスピードスケートの選手のことを少し話していただけました。その中で印象的だったのは、代表に選ばれなかった選手の話です。先生がその選手に「何が加藤条治選手・長島圭一郎選手と違ったのか。」と問いかけた際、「責任感の違いだったように思う。」と答えたそうです。「加藤選手・長島選手には、ソチで勝たねばならないという強いプレッシャーがあった。それは周りの期待を受けてのものであるが、その強い責任感があるからこそ、厳しい練習にも耐え、精神的にもとても強くなっている。」と先生は仰られました。これは、スポーツだけでなく、学業・仕事、全てのことに通じることだと思います。自分の責任をしっかりと認識している人は、その役割・責任を果たすために必死になって努力しようとします。でも、自分の責任ではなく誰かの責任と思っている人は、同じ仕事をしていても辛ければ耐えられなくなり、やり続けることはしないでしょう。そして、全体のことを考えている人は、自分のことだけ考えている人よりも責任感が強いとも仰られていました。これは、とても納得できる話であり、私自身にも活かしていきたいと思いました。
また、本日のテーマ「思い込みと信念の区別とは」~子どもの将来へ一本の心柱をつくる~でも、私自身「なるほど」と思うことが多く、とても参考になりました。この内容については、来週掲載したいと思います。