いよいよ、関西FWも最終日を迎えました。ここまで、奈良FW、企業・大学訪問、京都FW、祇園祭と盛りだくさんのプログラムを実施してきました。そして、本日も京都FWが丸一日実施されます。
朝食を撮り、今後の注意事項が話された後、生徒の「ちょっと待った。」という声により、旅館の女将さんの誕生日をお祝いするサプライズが始まりました。本日は、女将さんの誕生日です。毎年、同じ時期にこの関西FWを実施していますので、先輩たちから受け継がれてきている恒例行事になっているところもありますが、女将さんは「サプライズと言いながらも期待しているところがあります。元気をもらえるので後輩たちにもそっと伝えてください。」と、喜んでくださっているのがよく分かりました。プレゼントしたのは、生徒たちがLT(ライフテクニック・家庭科分野)の授業で習った刺し子です。そして、全員で「Happy Birthday」を歌い、誕生日ケーキのロウソクを吹き消してもらいました。このとき、女将さんが「7月生まれの人、前に来て。」と呼びかけられ、ロウソクの火を吹き消すのを一緒に行いました。女将さんからは、お返しにと全員にハンドタオルをいただきました。女将さんは今年古希を迎えたとのことでした。
そして、生徒の代表から女将さんをはじめ、スタッフの皆さんへの感謝の言葉が述べられ、全員で挨拶をしました。この温かいお付き合いがあるから、14年間同じ旅館に通わせていただいています。
その後、班ごとに一日FWに出かけていきました。女将さんが玄関まで見送りに来てくださり、班ごとに挨拶をしていきました。生徒たちが出かけた後、私はロビーで本部待機をしていたのですが、そこに着ぐるみをきたゆるキャラが入ってきました。それは旅館の目の前にある西本願寺のゆるキャラ「おりんちゃん」でした。私も初めて会いました。旅館のスタッフの皆さんから女将さんへのサプライズだったようで、ロビーにておりんちゃんも参加しての誕生日のお祝いが始まりました。今まで見たことがありませんでしたので、古希を迎えたということでスタッフがイベントを考えたのでしょう。
生徒たちはそれぞれの班が計画通りに寺社仏閣をめぐったり、伝統工芸を行ったりして、最終日を満喫していたようです。集合時刻の15:30にも全班遅れることなく、帰りの新幹線にも心配なく乗車することができました。新幹線に乗る前に京都駅で解団式を実施し、添乗の旅行業者の方に挨拶をするとともに一言もらいました。実は、彼は本校の卒業生(3期生)です。就職して4年目、本校の行事に何度も何度も見積もりをだし、やっとの思いで今回の関西FWを担当することができるようになりました。私は彼に「卒業生だから選ばれたと思われたら、学校もきみも嫌な思いをする。だから、誰からも文句の出ない実力と努力が見えたら考えましょう。」と、この3年間言い続けていました。この関西FW中、彼と話す機会が多くありましたが、本当に成長していると感じ嬉しく思います。彼は、「自修館生のFWとして、今回のことが今後に役立つようであってほしいと思います。」と話してくれました。
生徒たちは家に帰り、きっとお家の方に奈良・京都のお土産話をしていることでしょう。明日はお休みとなり、明後日の登校です。ゆっくりと疲れをとり、元気に登校してきてほしいと思います。