本日をもって平成26年度2学期を終了しました。1年間を通して考えると、ちょうど半分が終わったことになります。まだ半分と感じるか、もう半分と感じるかは人それぞれですが、私は「もう半分が過ぎた。」と感じます。それは、まだまだ遣り残したことがたくさんあり、自分としては計画通りにいっていないと感じているからです。この前半を振り返り、残り半期においてやらねばならないことに含め計画修正するのが毎年この秋休みとなっています。生徒たちにも上半期を振り返り、ぜひ計画修正を行なってほしいと思います。
さて、今朝の終業式では夏休みに活躍した部活動の表彰がありました。時期的なこともありますが、水泳部の生徒たちの表彰が多かったです。中学校の部・高校の部それぞれにおいて、リレー種目も含めて活躍してくれていました。それから個人戦ではありましたが、高校の部で卓球部の女子が賞状を獲得してくれました。表彰を受けている彼らを全校生徒が拍手で称えていましたが、きっと次は自分たちが舞台の上で表彰される番だと考えている生徒もいたと思います。お互いが切磋琢磨していくことは大切なことです。
表彰のあとの終業式では、先日テレビで見た海外の小学校へ通う子どもたちの話をしました。『タンザニアでは片道17kmの道のりを4時間かけて毎日歩いて小学校へ通っている兄妹がいました。往復8時間歩くわけです。一番近くの小学校がそこなのです。それでも学校へ通いたいのは、将来家計を助けるということもありますが、自分はお医者さんになりたいという夢があるからです。日本の小学校では片道4時間かけて歩いて通う子はいないでしょう。また、保護者もさせないでしょう。日本の生徒たちは当たり前のように学校へ通い、ときには学校へ行きたくないと言ったりしますが、世界には学校へ行けない子どもたち
もたくさんいますし、このようにたいへんな思いをして通っている子たちもいます。日本はいかに恵まれた環境にあるのかが分かります。
でも、恵まれているとそのことを忘れてしまいます。ときに少しの悩みや挫折で目標や夢さえも忘れてしまいます。学習することは自分の目標・夢を叶えるための手段です。勉強が嫌いだという人もいますが、目標・夢を諦めるのであれば手段である学習をする必要もないでしょう。しかし、人生の目標を捨てる諦めることは寂しいことです。タンザニアの子どもたちに負けることなく、辛いときでも笑顔で頑張りましょう。』と、このような内容の話をしました。特に、目の前に大学入試が見えてきている6年生たちは、今の苦しい自分をもう一度奮い立たせようと真剣な表情だったと思います。
全ての生徒たちに、「夢は叶う・思い強ければ」の気持ちを常に持ち続けてほしいと願います。
10日ほどの秋休みですが、心身ともにリフレッシュし、10月1日には元気に登校してきてほしいと思います。
なお、本ブログも秋休み中は休載期間といたします。次回は3学期始業式である10月1日の掲載となりますので、よろしくお願いいたします。