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学校長の部屋

オリエンテーション2日目 体験学習

DSC02607.JPG1年生オリエンテーション2日目。本日は朝から快晴となり、ホテルからは山頂付近に雪を頂いた八ヶ岳や南アルプスの山々がきれいに見えていました。

生徒たちは体調不良者もなく、起床後、各班ごとにレストランで朝食をとりました。ビュッフェスタイルでしたが、今の生徒たちは家族旅行などでこのようなスタイルにも慣れているのでしょう、他のお客様といっしょに落ち着いて取り分けておりました。ただ、様子を見ていて食の細い子の多さが気になりました。頭と身体を使うこのオリエンテーションですから、もう少し栄養補給をしてほしいと思います。

食後は、ラジオ体操とクラスごとの記念撮影を行い、それから午前DSC02598.JPGのプログラムに入りました。昨晩決めたテーマによって行動が変わり、地域社会の4グループはオオムラサキセンターへ出かけ、それ以外のグループはホテルにてダイワハウス工業の方のお話を伺いました。私はホテルに残ってダイワハウスの方のお話を伺いました。話を聞いている生徒たちは環境・科学をテーマにしたグループでしたから、どのような視点でこの話を聞くかによりまとめ方が変わったことでしょう。明日の午前中にグループごとに発表がありますから、今日のお話を聞くことがまとめの根拠となるよう期待したいと思います。私は、新幹線がカワセミから、快適な住環境がアリの巣からヒントを得ているなど、バイオミミクリー(生物から真似ること)について興DSC02612.JPG味を持ちました。生徒たちはどうだったのでしょうか。

そして、午後からは地域社会のグループに合流をしました。彼らはオオムラサキセンターでの情報収集のあと、近くにある身体障害者の方が働く施設を訪問しました。そこでは、まず職員の方から説明を受けました。説明と言っても、自分たちのこととして捉えられるようゲーム形式のことから始まりました。それは45名のグループを作り、自分たちの国(仮想)の名前を考え、それぞれの生徒が一人ずつ大臣となり仕事を持っているという設定の話し合いからです。内容は、そのうち一人が病気または怪我などで働けなくなってしまったらどうしますかという質問にグループで話し合うというものです。障害をDSC02621.JPG持つということは、この病気または怪我をした人と同じなのだということ、そこに手助けが必要であるということをこの話し合いから感じることとなりました。そのあと、実際に障害のある方が働いている場を見学させていただきましたが、地域社会というテーマの彼らがこの訪問をどのようにまとめていくのか、できることならば明日の発表をその場で聞いてみたかったです。

私は施設訪問のあと神奈川へ戻りましたが、1年生たちは夜までかけて今日の取材について各グループで話し合いを重ね、自分たちの意見としてまとめていたと思います。明日の発表では、どのグループもこの3日間の成果が表れることを期待します。発表の様子はビデDSC02627.JPGオに撮ってくれますので、後日見せてもらえることを楽しみにしていたいと思います。