自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

HOME > 学校長の部屋 > 世界平和を考える

学校長の部屋

世界平和を考える

先日、海外からメールをいただきました。縁あって本校に体験入学した生徒のお母様からでした。姉妹で別年度に体験入学したのですが、お姉さんは本校6年生と同学年のため、無事にアメリカでの大学受験が終了したとのことでした。今でも本校の生徒と連絡を取っていることも教えてくださいました。そして、本校の6年生の大学受験についても無事に終了することをお祈りくださるとのことでした。

以前、本ブログでも紹介いたしましたが、お母様は昨年5月に国連の軍縮問題担当国連事務次長・上級代表に就任された中満泉さんです。中満さんについてはNHKで特集が組まれ紹介されたこともありますので、ご存知の方も多いかと思います。今回、ご多忙の中、メールをいただき恐縮していますが、平和のために世界を駆け回っている様子、少ない休みには必ずお子さんたちと一緒に家事をしたりする様子など、中満さんのご多忙を極める毎日とご家族を本当に大切にされている様子がとても伝わってきました。今週は冬季オリンピックの開催される韓国の平昌へオリンピック外交に出かけるとのことでした。

今、平和への中満さんの思いに微力ながら何かお役に立てないかと考え、いただいたメールの一部抜粋を本ブログにて紹介させていただきたいとメールを送ったところ、新たに手直しをしたメールをいただき許可してくださいました。まずは、現実として世界平和のために活動されている方がいることを知っていただき、一人ひとりが向き合い考えることが大切だと思いますので、どうぞ皆さんもお読みいただきたいと思います。以下に掲載いたします。

*******************************

QkGSTzZxwzCTph13FmkJJtJn0TVLcY1NnPP_ZmnQPyC6R78_DZf2v6kkVZkT1sjm9JimndGVwbvxpUKTygCt7cQOWGW4peKc1Xj__ae.jpg縮の仕事をはじめて8ヶ月が経ちました。多くの新しいことを学び、これまで以上に様々なことを深く考える機会をいただきました。5月の就任早々のNPT運用検討会議第1回準備委員会、7月の核兵器禁止条約採択、シリアにおける度重なる化学兵器の使用、そして北朝鮮核実験・ミサイル発射問題。皆さまのご指導に支えられ、大きな課題に無我夢中で取り組んでまいりました。12月にはノーベル平和賞授賞式に参列というおそらく一生に一度の機会もいただきました。私事では、7月に娘たちの世代向けに「危機の現場に立つ」という本を講談社より上梓することができました。様々なことがありましたが、感謝のうちに2017年を終えることができました。

 

「軍縮」は「安全保障」と隣り合わせの課題です。安全保障環境が激変したともいえる今日、軍縮をめぐるさまざまな課題を見直して整理し、新たなエネルギーを注入し、「危険な国際安全保障環境にあるからこそ、軍縮を」という理解を促進し、わずかながらでも成果を出せるような2018年にしたいと思います。国連は様々な政治的な配慮のバランスの上にこそ効果的に活動できる組織です。そのような組織に身をおく者として、どうすればなるべく多くの人々の利益に資することができるのか、何が「歴史の正しい側」であるのか、どうすればその正しい側にいることができるのかなど、これまで以上に真剣に考えなければならないと痛感しています。

(※写真はWebより)