自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

HOME > 学校長の部屋 > あれから6年

学校長の部屋

あれから6年

6年前の3月11日14時46分、経験したことのない揺れが東日本を中心に発生しました。未曾有の大災害が起きた東日本大震災です。あの日、本校では午前授業のあと多くの生徒は下校しておりましたが、校DSCF9980.JPG内には150人ほどが残っていました。地震により交通機関が麻痺したため、体育館に全員を集め一夜を明かしたのを鮮明に記憶しています。下校途中で家に辿り着けず、街中で一夜を明かした生徒もおりました。

また、東北沿岸の様子がテレビに映し出されたとき、津波の恐ろしさ・火災の恐ろしさを強烈に感じました。その後、福島第一原子力発電所の問題も明らかになっていきました。日に日に被害の規模が大きくなり、多くの方がお亡くなりになったことも伝えられました。本当に悲惨な大災害であり、今も完全復興への道は先が見えてきていません。それでも、人の記憶は関係性を持たないと少しずつ忘れていきます。今年度、私たちが岩手ボランティアで訪問している宮古市田老の田中菓子本舗の田中さんをお招きし、講演をお願いしました。被災地の方は、今も6年前から記憶が止まってしまっているようにあの日のできごとを忘れることはできないと言われました。大震災から6年目の今日、被災地から遠く離れている私たちも、被災地に思いを馳せる機会にすべきだと考えます。

DSC00860.JPG6年前の夏、岩手ボランティアに初めて行ったとき、その光景に愕然としました。生徒たちもどうして良いのか分からず立ち尽くしていました。その夜ミーティングで「自分の力は微力かもしれないが、無力ではない」と言った生徒がいたのを思い出します。そして、被災地の方が「今は多くの方が関心を持っているけれど、時間とともに忘れられるのが一番怖い」と言っていたことも忘れません。

今朝、教員の打ち合わせにて黙祷を捧げ、生徒たちにも伝えていくことを話しました。そして、弔意を込めて半旗を掲げました。今年の夏も岩手ボランティアを実行し、田老の方々と繋がっていきます。

(※写真は6年前のボランティアのときのものです)