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学校長の部屋

平成29年度 第一回JEQ子育てセミナー開催

本日、一学期期末考査二日目です。かなりの生徒たちが、登校時から参考書や教科書・ノートなどを手にしながら風除室へ入ってきます。これもこの時期の風物詩(?)となっています。必死に覚えようとする姿があり、頑張っているのは良く分かるのですが、大切なことは覚えることではなく理解することですから、若干の不安が頭を過ぎります。「すぐ役立つものは、すぐに役立たなくなる」と言われますから、「自ら学んだことを応用しながら、いつまでも自ら使える」ようになってほしいと願います。

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さて、生徒たちがテストに打ち込んでいる最中、「第一回JEQ子育てセミナー」を開催致しました。本校は、生徒たちに対しEQ理論を基にセルフサイエンスという授業を展開しており、EQを日本の学校教育へ取り入れた最初の学校です。保護者の皆様にもEQについてご理解いただき、子育てに役立てていただこうと創立時からこのセミナーを開講してきております。講師はもちろん、創立当初から本校のEQ発展のためにご尽力いただいております松下信武氏です。今回50名を超える参加があり、「適切なコミュニケーションの図り方~SNSが普及した時代だからこそ、改めて考えるべきことは何か~」というテーIMG_3189.JPGマで、とても有意義な時間を持つことができました。

松下先生からは「このセミナーでは、結論を求められるのではなく、ご自身で考えていただくことが大切です。グループワークを行なって意見をシェアしてもらうこともありますが、どのように活かすかはご自身しだいです」と冒頭にお話がありました。この考え方は、今2020年の高大接続や教育改革で話されていることのひとつ「主体的・協働的、そして深い学び」に合致するところです。本校では創立当初から「EQ教育」や「探究活動」を中心にして、すでに現在求められる人材育成がされてきていると言えるでしょう。

セミナーの内容を少し紹介しますと、「感情を表現する言葉が若い人たちは変化してきている。そして言葉の貧困化が取り上げられるが、本当に危惧すべきことは、SNSでは一方的なコミュニケーションとなり、都合が悪いと切ることができてしまう。それが人と人とのあいだでも行なわれ、都合が悪いと『分かりました』と言って終わりにしようとするが、実際には分かっていない傾向にある。ストレス対処が非常に弱い。本来、コミュニケーションは双方向に行なわれ簡単に切ることはできないが、耐える力やコミュニケーション力は身につく。たとえば、会話をIMG_3193.JPGする中でストレスを感じるのは自分の価値観と違うことを知ること、自分の価値観の確認もできる。それをどのように相手に伝え、認めてもらうか考えることが大切。また、逆に相手のニーズも知ろうと考えたり気を配ったり理解すること、共感することが大切」と話が進みました。そして、「コミュニケーションの目的は、社交性を示すことでなく、信頼関係を構築するための手段であるとしっかり伝える必要がある」と言われ、グループで信頼関係を強化するためには、どのようなコミュニケーションをとればよいかなどが話し合われました。途中に分かりやすい映像も紹介され、皆さん納得されていたようでした。

今回、頭で理解したことを行動にて日常生活の中で活かしていただけることを願っています。