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学校長の部屋

特別講演会

本日、朝日新聞の天声人語を読んで驚きました。昨日、私がブログに載せた「梅雨明け宣言」について掲載されていたのです。思考は少し違いましたが、この時期に「梅雨明け宣言」について考える人がいることを知り嬉しくなりました。

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さて、本日は午後の時間を使って「特別講演会」を開催し、後期課程生(高校段階)たちが参加しました。この講演会は希望保護者の方も参加できますので、数名の方が生徒と同席してくださいました。本日は「主権者になるとはどういうことか」をテーマに、伊勢原市選挙管理委員会事務局長様・選挙係主事様、伊勢原市明るい選挙推進協議会会長様からお話を伺いました。皆さんもご存知のとおり、選挙権が先日の参議院選挙より18歳に引き下げられました。それに伴って本校でも社会の授業等で主権者教育を実施してきましたが、ここで実際選挙を体験した生徒もおり、さらに主権者になるということを後IMG_1808.JPG期課程生全員で考える機会としたいと思い、本日の講演会となったのです。

まず、事務局長様からは先日の参議院選挙の投票率について「日本全体では18歳51.17%・19歳39.66%であるが、伊勢原市では18歳47%・19歳43%でありやや残念でした。また、神奈川県全体では64.88%に対し、伊勢原市全体は54.24%と、こちらも残念でした。都心部のほうが投票率は高い傾向にあったようです」と説明がありました。そして、なぜ選挙を実施するのかということに触れ、「多くの人にとってより良い生活、より良い社会とするため、一人ひとりの意見は大切にしながらも、一人だけの意見を良しとしない民主主義を実践するたIMG_1810.JPGめ。どんなに影響力の大きい人でも一票は一票です」と話され、「ということは、若者の投票率が低いと投票率の高い高齢者対策を打ち出す候補者が当選し、若者の未来については等閑になってしまう可能性が高くなるとも言えます。また、投票率が低いと組織票を持つところの影響力が大きくなります。だからこそ、有権者になったなら必ず投票に行ってほしいと思うのです」と付け加えられました。

伊勢原市明るい選挙推進協議会会長様からは、活動内容として①投票率向上への啓発、②不正の無い選挙などをお話され、国民投票の行なわれたイギリスを例に出され「EU離脱に反対者が多かったといわれる若者(30歳以IMG_1799.JPG下)の投票率が、EU離脱賛成の多い30歳以上の投票率より30%近く低かったと言われています。投票に行かなかった若者たちは悔いているのではないでしょうか。皆さんはそうならないよう、自分の一票はたいしたこと無いと思わず、必ず投票に行ってください」と生徒たちに訴えかけられていました。

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講演者のお話が終わったところで生徒たちが模擬投票し、投票箱・開票用分類機など実際に使用されているものを使い、開票の様子までを見せていただきました。また、生徒たちには各学年から2名ずつステージにあがってもらい教員の進行のもとでパネルディスカッションを行なってもらいました。そこでは、①選挙に対する関心は、②選挙には行くべきかなど、代表生徒たちの率直な意見が語られ、他の生徒たちも興味深そうにその様子をみていました。実際に選挙へ行ったという6年生たちに、下級生から「投票するとき、誰をどうやって選びましたか」という質問があり、「新聞で候補者の公約を読んで」「インターネットで公約を確認して。意外とすぐに分かります」などの回答がされていました。生徒たちは自分なりに誰を選ぶかという根拠をIMG_1813.JPG見つけていたことを知り、少し安心するとともに嬉しく感じました。すべての生徒が今後もそうあってほしいものです。

本日の講演会では、実際に選挙に行った生徒もこれからの生徒も、自分の持つ一票の意味や、これからの行動をどうするべきかが理解できたと思います。このあと、東京都民は都知事選挙、伊勢原市民は市長選挙が待っていますので、ぜひ今日学んだことを活かしてほしいと願います。