自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

スポーツ大会の保護者席

本日、期末考査ちょうど1週間前となりました。部活動も原則禁止となり、生徒たちは考査に向けて徐々に目の色が変わりつつあります。

早いもので、スポーツ大会からも明日で1週間が経過することになります。先にも述べたように校内は期末考査モードになってきていますので、いつまでもスポーツ大会の話題を取り上げることは好ましくないと思うのですが、一昨日に保護者(お父様)からメールをいただき、保護者目線での観戦の様子をお伝えいただきました。私が20日にブログで掲載したこととは違う角度からのスポーツ大会がご紹介できると思い、本日はそのメールを転記したいと思います。

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IMG_1165.JPG校長 先生

お世話になります。
5/20のスポーツ大会、初めて観戦させて頂きました。とても素晴らしいスポーツ大会で、そのお礼と思い、メールを差し上げた次第です。
生徒の皆さんが考え企画したスポーツ大会。運営、競技、応援と様々なポジションで活躍する生徒さんの姿を見て、胸が熱くなると共に元気を頂きました。若さと情熱が弾けているというのが端々に感じられました。
 5/20の校長先生のブログにとても詳しく、写真付きでスポーツ大会の様子が披露されていたので、当日の保護者席の様子を少しご紹介させて頂きます。保護者席でのIMG_1227.JPGリアクションがもっとも高かったのは、以下の3つの競技でした。
1)部活対抗リレー
器楽部や科学部の皆さんが専門外?のリレーに、工夫を凝らして参加されていたのも目を引きましたが、一番人気は海水パンツ一枚で、一番を走り抜けた水泳部の皆さんへの声援がとても大きかったです。海水パンツ一枚という姿に注目が集まりましたが、走りも素晴らしかったですね。ゴール後保護者の声援に応えて、保護者席前まで全員でご挨拶に来てくれました。「皆さんのお子さんも是非水泳部に!」との言葉に、保護者の皆様から大きな拍手が沸き起こっていました。
IMG_1280.JPG2)棒倒し
女子の竹取物語と並ぶ、自修館の男子の花形競技ですね。(過去、写真では拝見していたので・・)
今年の棒倒しで保護者席でとても感心されたのが、一回戦の青、赤線です。保護者席の前は赤組。号砲とともに、とても元気な団長さんを先頭にオフェンス陣が青陣目指して走って行きました。青のオフェンス陣も赤陣に飛び込んできます。保護者席前の攻防に目が行っていたところ、あるお母様が「あら、赤の団長さんが抑え込まれてる!」と席から遠い青陣を指さしました。「あっ!本当だ。羽交い絞めにされて動けないわ!」元気の良い赤の団長さん。青のディフェンス陣の一人に後ろから羽交い絞めにされ、棒に近づくことができません。「これはすごいアイデアだな。」とあるお父様。オフェンスの司令塔を失った赤組は、残念ながら敗戦。肩を落とし自陣に戻る赤組の団長さんを見て、「青の作戦勝ちというところだな。」と話されたおじい様もいらっしゃいました。力のみでなく、知力と計画、その実行力と自修館の伝統?を感じた一戦でした。
IMG_1271.JPG3)いかだ流し
この競技は、保護者のリアクション(驚愕?)がもっとも大きかった競技かもしれません。プログラムの「いかだ流し」の文字を見て、お母様方から、「どんな競技かしら?」「何をいかだにするの?」などとプログラムタイトルから具体的なイメージを想像できないまま、スタートの号砲がなりました。(1,2年生の参加される生徒さんの保護者はご存じだったのでしょうが・・・)。ところが、スタートしても保護者席ではまだゲームの内容が理解できません。「えっ、どっちがゴールなの?」「上を歩くのは順番で全員なの?」という感じのクエスチョンマークが保護者席テントの中に飛び交っている状態です。馬になっている生徒さんが順次、進行方向に移動する状況が分かり、ようやくゲームの内容が判明してくると、お母様方から歓声とどよめきが起きました。「すごい!」「背の高い男の子に両手をエスコートしてもらい、女王様みたい!」。あるお父様は、「今の日本社会そのものだ!一部の勝ち組を名も無き多くの人間が支えている!」と感想を言われていました(これは意見の分かれるところかもしれませんが・・・)。上を進む生徒さんが途中落ちてしまうと、登り直すため、四つん這いになり、階段を作り再度スタートする姿を見て「私、上を歩きたーい!」とお話ししているお母様もいらっしゃいました。帰りのバスで思った個人的な感想ですが、この競技で上を歩いた生徒さんは大変なプレシャーだったのではないかと思います。競技の特性上、小柄な生徒さんが選抜されたのだと思います。人の背中の上という不安定なところを歩く、それも各組を代表して速く歩かなければならない。人の背中の上を歩くのも気が引けたと思いますし、練習の際も緊張されたのではないかと思います。そんな中、競技を終え、まずはホッとされただろうと思うと同時に、そのプレッシャーに耐えた健気な心を思うと目頭が熱くなりました。
さて、私個人としては、ダンスバトルと組別リレーが印象に残りました。
ダンスバトルでは、キレキレの動きでみんなをリードする上級生の姿も素晴らしかったですが、私は一年生たちの姿が印象に残りました。ダンスをしながら動きが合っているか、ちょっと不安げな感じの1年生。でもダンスが進んでいくと次第に笑顔になり、最後の決めポーズが決まると、同級生と視線を合わせ、にっこり!最高の笑顔でした。つい3か月前はランドセルを背負っていた生徒さんが、5年生を中心に運営される大人の(高校生の)スポーツ大会に参加し、カルチャーショックもすごかったと思いますが、自修館の伝統、マインドに触れる第一歩だったのではないかと思いました。また、生徒さんの後ろで先生方も一緒に踊っている姿も一体感があって、とても良かったです。
IMG_1286.JPGそして、スポーツ大会の華、組別リレーです。各選手とも様々なドラマの中、走り切り、素晴らしいゴールとなりました。黄組優勝となりましたが、私が注目したのはレース後の生徒さんの姿です。レースを終え、ビブスを脱ぎ、本部席前と応援席前に分かれていた選手たちが歩み寄り、笑顔で握手をし、抱き合っています。そして、肩を組んで応援席に向かって凱旋です。応援席はみんな拍手で迎え、選手たちはハイタッチで応援席の中へ、そしてもみくちゃにされていました。選手、応援、まさに一体感が感じられたシーンでした。大人になると、このような一体感を感じるシーンが少なくなります。是非とも、自修館で若いときにしか味わえない一体感をたくさIMG_1288.JPGん経験して欲しいとおじさんは強く思った次第です。
初めて観戦させて頂いたスポーツ大会。とても素晴らしい、さわやかな大会でした。また、来年も観戦できたらと思っております。
以上、長文、駄文で恐縮ですが、元気を頂いたお礼のつもりでメールさせて頂きました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

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以上、いただいたメールです。

この方は、上級生のお父様なのですが、これまでお仕事の都合などで観戦できなかったようです。お子さんも大きくなり、一度は観てみたいと思われたのだと思いまIMG_1301.JPGす。そして、「我が子も1年生のときは、きっとあんな様子だったのだろう」と、数年前を想像しながら観戦されたことでしょう。

私は本部席におりましたので保護者の皆様の会話や様子は分かりませんでしたが、こうしてメールをいただき、皆さんに生徒主導のスポーツ大会の良さを感じていただけたことが分かり嬉しく思っています。きっと、実行委員・応援団の生徒たちを中心に全校生徒が喜んでいることでしょう。

保護者席の様子をお伝えいただき、本当にありがとうございました。ぜひ、来年もお越しくださいませ。