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学校長の部屋

特別講演会実施

本日の午後、5・6時間目に「特別講演会」を実施しました。講師は、国際連合広報センターの千葉IMG_1002.JPG潔氏です。演題は「国際連合とその活動について」をお願いし、国連の基礎知識や昨年採択されたSDGsのことなどをお話いただきました。現在、学校教育においてグローバルという言葉がいたる所で聞かれます。英語が話せたり留学することを中心にグローバルだと言う人もいます。それも大切なことかもしれませんが、今世界で何が起こっていて、そのために国レベルや個人の自分たちレベルが何をすべきなのか、どうやって協力し分かり合っていくのかという視点、お互いの文化を理解し人権を尊重し地球規模の平和や発展を考える視点に立つことが大切だと思います。今回、国連広報センターへご講演をお願いしたのも、生徒たちに広い視野を持つきっかけIMG_1004.JPG作りになればと考えたからです。昨年、日本青年会議所の事業である「少年少女国連大使」へ選出された生徒がいたり、国連本部で働かれている方のご息女の体験入学を受け入れたりして、校内での報告や発表をしてもらいました。また、この3月には生徒会本部役員が模擬国連にも参加してきましたので、生徒たちには国連が少し身近に感じていたかもしれません。

千葉氏は、冒頭で「世界から支援していただくためにも、いかに国連を正確に知ってもらうかが大切です」と仰られました。そして、国連の歴史、現在の加盟国数や常任理事国・非常任理事国について、国連の予算、組織(数多くの機関があることなど)、MDGs・SDGs、世IMG_1007.JPG界の問題(難民問題・テロ・紛争・人権・食料・教育等)などについて話されました。その中で、「それぞれの加盟国に主権があり、国連は国の上に立つものではない。今世界には多くの問題が起こっており、どれも早急に取り掛かっていくべきものである。でも、様々な問題が絡み合っているのが現実で、たとえば環境問題は人権問題・貧富の格差などと深く絡み合っていたり、国同士の利権が絡んでいたりと、なかなか解決に向かわないことが多い。現在の地球的課題というものは一カ国で解決することは不可能です。加盟国が団結し、国際社会が協力して取り組むことが大切です。国家を超えて、非政府組織や企業、学術界など、さまざまなパートナーとの協力の重要性も増しています。」と話してくださいました。

そして、「今、昨年国連総会で採択された[SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS(SDGs)]という17分野の目標と169項目の達成基準を定めた持続的な開発目標が2016年から2030年の新たな国際目標となったので、その目標達成に向けて継続的に取り組んでいるところである」とし、その実現のためにも「Leave no one behind(すべての人を取りこぼさない)」を合言葉にしていると決意を語ってくださいました。最後に、生IMG_1025.JPG徒の「今の自分たちが何をすればよいか」という質問に、「行動に移すことは難しいかもしれないが、自分の生きている世界・時代をしっかりと把握し、様々なことを理解してください」と答えてくださいました。生徒たちも真剣に千葉氏の話を聞いている様子があり、世界の問題を身近なことと感じ、自分たちが世界の一員として何ができるか、何をすべきかを考える良い機会となったと確信しました。

講演会終了後、控え室へ6年生(高校3年生段階)の女子2名が千葉氏とお話をしたいと訪ねて来ました。ふたりはともに海外生活の経験があり、将来は国際的な分野IMG_1026.JPG(医療・経済など)で活躍をしたいということで、国連などの国際機関へ進路を考えた場合、海外の大学進学も含め、どのようにしていけば良いかなどを質問していました。まだまだ悩み迷っているようでしたが、彼女たちにとって千葉氏のお話は気持ちに火をつけるとても良い機会になったようです。きっと、他にも多くの生徒が刺激を受けたことでしょう。

本当にありがとうございました。