自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

SSの授業

本日は月曜日ですから私の担当する1年生セルフサイエンス(SS)の授業がありました。11月にもなると、1年生4クラスがそれぞれのカラーを出してきています。学年ごとのカラーも違いますが、クラスごとにも違います。やはり、学年は学年主任、クラスはクラス担任の色が出るのでしょう。私もクラスごとのカラーを意識して若干話し方を変えたりしています。

IMG_4394.JPG本日の授業では「批判(注意)をする、批判(注意)を受ける」ということをテーマに実施いたしました。誰かに注意をしたり、されたりすることは日常的にあることです。でも、誰かに注意をするときに躊躇ったことはないでしょうか。こんなことを言ったら嫌な気持ちにさせてしまう・怒り出すかもしれないなどと考えると、なかなか言い出せずにいることがあると思います。でも、大切なことは注意をすることで相手に良くなってほしいというメッセージが伝わっているかどうかです。言い換えると、相手に対して敬意を払っているかとも言えます。あなたのことを大切に思っている・あなたにもっと素敵になってほしいと感じられれば、嫌な気持ちになる人はそれほどいないはずです。また、同じことを言っているとしても「○○してはダメ」と言われるよりも、「□□するといいよ」などと言い換えられたほうが素直に受け入れられることでしょう。それから、相手の人格を傷つけるようなことは言わず、あくまでもその行為について注意することが大切です。

IMG_4386.JPG反対に、相手が感情的に批判(注意)をしてきた場合、まずは相手が落ち着いて冷静に話ができる状態にすることを考える必要があります。そのための4つのポイントは、「①まずは相手の言っていることの一部を認める・謝る」「②相手の言い分に質問する」「③話の観点を変えてしまう」「④時間的に先送りをする」というものです。たとえば、借りていた本にジュースをこぼしてしまい相手が怒ってしまったと仮定するとき、①であれば、まずは自分のした行為について謝罪します。そうすることで相手は自分の言い分が通ったと考え、少し態度を軟化させる場合があります。②であれば、どうすれば許してもらえるのか質問します。質問されることで、相手はその答えを考えます。人は考えることで本能的感情(この場合は怒り)が少し治まります。③はあと回しにして④であれば、新しいものを買って返すから3日待ってほしいと言ったりします。期限を約束されるとそれまで待とうという気持ちが働くものです。これらの方法を取ることで、相手の怒りは少し落ち着いてくるはずです。③の方法は最後の手段なのですが、許してくれなくて罵声を浴び続けているとするなら、本論を無視してその言い方や態度に逆にクレームつけるというやりかたです。これをするとたぶん喧嘩・口論になり、関係は悪化することが推測できます。そうなっても良いという覚悟を決めたなら仕方がありません。今日は、これらIMG_4391.JPGのポイントを伝えた後、仮想の場面を設定し、二人組みで実際にやり取りをしてもらいました。生徒たちは、仮想設定ですから楽しみながら言い合っていました。

日常生活ではたくさんある場面ですから、ちょっとした対応の違いで結果が変わり、お互いの関係も大きく動きます。生徒たちにはロールプレイの中で感じたことを普段の生活の中に少しでも残し、注意をしたりされたりする場面に活かして欲しいと思います。