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学校長の部屋

税に関する作文

本日の放課後、とても良い知らせが届きました。それは、夏休みに3年生が社会科の課題として行った「税に関する作文」において、2名の生徒が賞をいただくことができたのです。これは全国納税貯IMG_4683.JPG蓄組合連合会主催により、毎年実施されている作文コンクールです。本日は、平塚税務署の署長様と全国納税貯蓄組合連合会副会長様がわざわざ賞状と記念品を生徒へ手渡すためにお越しくださいました。ありがとうございました。

生徒がいただいた賞は、「全国納税貯蓄組合連合会会長賞」と「平塚税務署長賞」でした。税務署長様の話では、二人の作文をパネルにして平塚市役所と平塚税務署に掲示していたとのことでした。今日は市役所に掲示していたパネルもいただきましたので、全校生徒に伝えるために風除室へ飾っておきたいと思います。

IMG_4681.JPGここで、連合会会長賞をいただいた生徒の作文を紹介します。

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題:「税金」って何色?

瓦礫もきれいに片付けられた茶色のさら地。夏休みに入り、すぐに学校で行った東北ボランティアに初参加した風景は茶色だった。去年も参加している先生が、「去年はまだ瓦礫が残っていた」と話をしていたので、少しずつでも復興しているのだと感じられた。復興財源にも「税金」が使われていると思うと、「税金」と耳にしたときに「税金」は大切で生活していく上でかかせないことだと分かってはいても、そう深く考えられずにいた今までとは違う思いが少しずつ起きてきた。

IMG_4686.JPGそんな夏休みの中盤、終戦記念日の翌日の新聞に「国際宇宙ステーション(ISS)」に滞在中の油井宇宙飛行士のツイートされた記事が目にとまった。青い地球を見ながら、「宇宙から平和貢献を続ける」「宇宙開発の分野で色々な国の方々と仕事をして、相互理解を深めるという形で貢献したい」と綴られていた。その日の記事には、日本が国際宇宙開発の中で有人ロケットを飛ばせなくても、新型補給船「こうのとり」国産ロケットがNASA側の要求千件以上の安全基準をクリアして、今では「不可欠なパートナー」とまで成長したとあった。その宇宙航空研究開発機構(JAXA)にも、「税金」が関係しているのだと知った。

IMG_4685.JPG戦後ゼロからの復興と宇宙から平和を願う油井さんの撮影した地球の美しい青い色を見て、私は東北の茶色のイメージが戦後の色とも重なり、そして宇宙からのメッセージを受けて美しい青い色へと変わっていくことができるようになれるところに「税金」が役立っているということを嬉しく思えた。「税金」について学ぶ私は、宇宙へと繋がり宇宙規模でISS内でお互いの国々が支え協力し合うという関係を知り、この日本でも「税金」という仕組みの一部が東北の復興への支えとなり、協力し合う社会であり続けていくことが大切なのだと思う。消費税の値上がりだとか、身近な問題では困る、苦しいなどと報道されるとマイナスなイメージになりがちな「税金」だが、私のように大きな宇宙とのかかわりを知り、空を見上げて「ISS」を探しながら、大きな大きな夢の「税金」に想いを馳せるのも面白いのではないか。

この夏、私にとっての「税金」の色は、はるかかなた宇宙へと繋がった「夜空の星の色」。JAXAが千以上の安全基準をクリアしたように、複雑な仕組みの「税金」も少しずつ理解して、納税する人たちが決してマイナスな色ばかりにならないように願う。