自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

秋の教育実習

現在、本校には秋の教育実習の受け入れとして二人の卒業生が来ています。2・3週間の違いはありましたが、いよいよ明日で最終日を迎えます。5月にも教育実習生を受け入れているのですが、今年DSC01847.JPGは人数が多く、二人には秋に回ってもらったしだいです。担当教諭となったり、振り分けたりとたいへんさはあるのですが、卒業生たちがこうして教職を履修してくれることはとても嬉しく思っています。実習を始めるとき、必ず私との対話を行うのですが、どの実習生も自分の夢を語ってくれます。中には教員になるのを迷っている者もおり、私に相談することもありますが、実習を終えると「やっぱり、教員を目指します」と言ってくれることがほとんどです。私たちも、教員になりたかった何十年も前の初心を呼び起こしてもらえ、逆に感謝することもあります。

DSC01845.JPGさて、そんな実習生たちですが、本日と明日研究授業を実施します。本日は2年生理科の授業で、星の動き方について行われていました。前時までに天球などの説明が終わっているようでしたが、ここは説明の仕方が難しいところです。なぜなら、生徒と教員が向かい合っているため方向を示すときに逆になるからです。一度でも逆の言い方をしたり、言葉が足りなかったりすると頭の中が混乱しかねません。実習生は先生たちが教室の後ろから見ているためか、緊張しているのが手に取るように分かります。案の定、生徒から見ての方向ではなく自分から見た方向を指示してしまい、最初に少し混乱した生徒がいたように思います。

授業を終えて彼がアドバイスを聞きに来たとき、自分でも相当緊張していたと言っていました。授業中にどれだけ生徒が理解していたか、理解させられたかという私からの問いには「自分が伝えなければいけない内容を進めるだけで精一杯で、理解度の確認はできませんでした」と答えました。教えると言うことは、相手が理解できなければ教えたことにはなりません。我々教員にとって、自分の教科ができるのは「必要条件」ですが、教えられる・伝えられるという「十分条件」を満たして初めて役割を果たしたことになります。彼にもそのことを伝え、日々精進するよう励ましました。

明日は、体育の研究授業です。どんな授業を行なうのか楽しみにしていようと思います。