自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

微笑ましい光景

今、15:30になるところです。校長室の廊下側のドアを開けていると、隣の会議室を使って生徒たちがスポーツ大会の応援練習を行っている元気な声が聞こえてきます。いよいよ、今週木曜日に生徒主導行事第一弾として平成27年度スポーツ大会が開催されます。上級生たちのリードにより、徐々に士気も高まってきています。さらに、それぞれの色組のアピール絵が風除室へ飾られ、登下校時に生徒たちの目に触れるようにして雰囲気を盛り上げています。木曜日が来るのが楽しみです。

DSC03884.JPGさて、本日は先週土曜日に私が出張の際に目にした光景についてお話したいと思います。横浜からみなとみらい線に乗ろうとしていたホームでのことです。土曜日ですから、ホームには観光客の姿が大勢見られ混み合っているという状況でした。そこに聞こえてきたのは、「もう疲れた。歩けない。抱っこして。」という2~3歳くらいの女の子の大きな声でした。どこでもありそうなことですが、その声の矛先は30歳前後の若いお父さん(私から見たら)に向けられていました。周りを見てみるとお母さんらしい人の姿は無く、お父さんがひとりでお休みに娘を連れて遊びに連れて行くという様子でした。私も娘がこのDSC03885.JPG女の子と同じ年頃のときに遊びに連れて行ったことがありますので、懐かしく感じられました。きっと私であれば、周りの目もあり迷惑をかけてはいけないと、すぐに抱っこしてしまったのではないかと思います。ですから、このお父さんも娘にせがまれてすぐに抱っこするのだろうと見ていました。すると、子どもが背負っているリュックについている小さなぬいぐるみをはずし、子どもの顔の前で揺らし始め穏やかに話しかけました。怒るでもなく戒めるでもなく、自然に子どもの関心をそちらに向かせていました。思わず感心してしまいました。その後電車に乗っても女の子は愚図ることなく、人ごみの中でもお父さんと一緒に立って目的駅まで行きました。

最近はイクメンなどと言った言葉があるように、子育てを積極的に行う若い世代のお父さんが増えていると聞きます。育児書なども読んだりして、対処法も心得ているのではないでしょうか。ちょっとした光景だったのですが、最近のニュースにある子どもへの虐待などはきっと一部の親であり、全般的にはこの父親のように子どもを育てながら自らも親になっていっているのだろうなと感じました。

とても微笑ましく感じられましたので、この親子が電車から降りていくまで見送ってしまいました。