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学校長の部屋

田老第一中学校との交流

今日は、昨日からの天気予報が良い意味ではずれてくれました。朝から雲ひとつ無い青空が広がり、気持ちの良い一日となりました。群馬などでは雹が降ったようですが、伊勢原周辺ではお昼ごろ少し雲が広がったものの、午後には青空が戻っていました。

DSC05694.JPGさて、本日は岩手県宮古市立田老第一中学校の3年生30名が本校を訪れてくれました。以前、このブログにて報告しておりましたが、昨年の夏、本校が田老へボランティアへ行った際、第一中学校を訪問させていただいたことが縁となり、本日の来校に至りました。彼らは首都圏へ修学旅行に来ているのですが、昨日は国会議事堂へ出向いたり、復興庁にて活動報告を行ったりと忙しい日程を過ごしています。そんな中本校へ来ていただけたのですから、本当に感謝です。

本校にバスがつき出迎えたのですが、生徒たちは全員オレンジDSC05714.JPGでお揃いの復興Tシャツを身に着けて降りてきました。どの生徒もとても真面目そうで、純朴な人柄が見てとれました。また、これからの交流の中で東日本大震災の体験と田老の町の現状などをしっかりと伝えようという意気込みも感じられました。彼らと交流をするのは、同学年(前期課程3年生)の生徒たちです。

会場の体育館1階へ田老の生徒が入場すると、本校の生徒たちが拍手で温かく迎えました。司会は両校の生徒が務めました。今日初めて出会った同士ですが、お互い言葉を交わしながら立DSC05738.JPG派に進行してくれました。この会は「田老を語る会」とし、田老の生徒から①「防災の町」田老の歩み、②東日本大震災の被災状況、③復興の様子とこれからの田老、④私たちが伝えたいこと、⑤田老校歌3番斉唱の発表がおこなわれ、その後、グループに分かれての交流会という流れで進みました。田老の生徒たちの発表は30人全員が語り、みんなで伝えようという気持ちが十分に感じられました。本校の生徒たちは、今までどこか他人事と思っていたところもあったかもしれませんが、彼らの発表を真剣に聞きながら、自分たちに置き換えていたようでしDSC05805.JPGた。田老の生徒たちの言葉の中に3月11日当日の自分たちの状況描写があったり、多くの人への感謝があったりしましたが、私は「田老、イコール震災の町と思われたくない」という言葉が頭に残りました。彼らは、これからの田老を明るく元気にするという意欲と使命感を持っているのを強く感じたからです。

最後に、彼らから本校生徒へ3つのことが話されました。それは、「①いつ震災は起こるか分からない、常に避難経路を確認しておくこと、②津波てんでんこ(地震が起きたらまずは自分の命はそれぞれ自分で守る)、③日常の当たり前のことに感謝CIMG6503.JPGすること」です。彼らが語るからこそ、とても心に響いてきます。

グループディスカッションでは、田老の生徒が進行をしてくれて、限られた時間でしたが、スムーズに話ができていました。その後、今日のために本校生徒たちも練習した復興ソング「花は咲く」を全員で合唱し、今後も繋がっていくことを約束して会は終了しました。「花は咲く」を聞いていて胸が熱くなったのは、私だけではなかったことでしょう。

この夏、本校生徒の希望者がボランティアとして田老を訪れます。そのとき、再会できることを楽しみに彼らのバスを見送りCIMG6527.JPGました。彼らは、このあと鎌倉でグループ散策をするとのことでした。

最後になりましたが、本日はこのような機会を与えていただいた田老第一中学校の皆さんに本当に感謝しています。残りの修学旅行の日々が思い出に残ることを願っています。

(※本日の様子が、NHK総合18:10からの首都圏ネットワークにて紹介されました)