自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

新入生への授業

本日は月曜日、私にとっては、とても待ち遠しく感じていた日です。それと言うのも、今年度も私が担当する1年生のセルフサイエンス(SS)の授業が月曜日にあるからです。新入生たちには入学式や始業式という全体の前で話をしたものの、クラスという小さな単位でより近くで話をすることがまだできていなかったので、今日をとても楽しみにしていました。

DSC03763.JPG1年生4クラス、どのクラスも授業の始まる前に私が教室に入ると元気に挨拶をしてくれて、とても嬉しかったです。また、授業開始と終了の挨拶では号令がかかると全員が声を揃え、しっかりと礼ができています。入学して1週間ですが、担任の指導もあり、すっかり自修館生らしくなってくれているようです。クラスの雰囲気は、すでに少しずつそれぞれの特徴が表れてきています。来週の2泊3日のオリエンテーションが終わると、もっと変わってくると思いますので、どのように変化するのか楽しみなところです。

さて、本日のSSの授業ですが、以前ご紹介したように年度初めDSC03749.JPGの授業ではどの授業もガイダンスを行うことになっています。もちろんSSも同じですので、3年間使用するファイルの用意やプリントの活用法、そして授業で学ぶポイントを説明しました。SSは本校の教育の特色であるEQ理論を基に、感情のコントロールや自己理解・他者理解、多角的なものの捉え方などを実際にロールプレイやワークショップを通して感じ、考える授業です。ですから、本日は授業の受け方も理解してもらいました。それは、「①主体的な考えを持つこと、②意見は違って良いこと、③意見が言えること、④意見が言い易い雰囲気をみんなで作ること、⑤答えはひとつとは限らないので多角的に物をDSCF5365.JPG見ようとすること」です。

ひとつの例として示したのは、私がいつも学校説明会のときに話すことなのですが、『サイコロの1の裏側の数字は何ですか。』というものです。生徒たちはどのクラスでもほぼ完璧に6と答えます。もちろん、正解です。でも、そこでポケットから12面体のサイコロを取り出して見せるのです。1の裏側の数字は12です。生徒たちは、一瞬「ずるい」といった表情を示しますが、そこで「私はサイコロの1の裏側の数字はと聞いただけですから、6面体とは言っていませんね。」と付け加えます。生徒たちの中には、この12年間で固定概念として出来上DSC01598.JPGがっているものがあります。でも、自分の人間力をつけていくためには、答えを出す前に他の考えはないかと様々な角度から捉える習慣をつけることも必要です。そうすれば、思い込みによる感情の乱れを起こすことはなくなります。日常的に起きているちょっとした怒り・友達との喧嘩などは、そうした思い込みが原因であることが多いということを伝えました。

以上はひとつの事例ですが、これからSSの授業を通して新入生たちが自分の器をもっともっと大きくしてくれるよう、私もいっしょに取り組んでいきたいと思っています。毎週月曜日が楽しみです。