自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

田老との絆

昨日、今日と答案返却日となり、生徒たちの歓声(喚声?)が聞こえてきます。それぞれが一生懸命に向き合った結果ですから、全てをしっかりと受け止め、今回できなかったところはどの分野だったのかを確認し、次へと繋げてほしいと思います。

DSCF0158.JPGさて、昨日は東日本大震災から4年ということもあり、多くの報道番組が組まれ、復興の様子が阪神大震災との比較をされている場面があったり、東北の現状がインタビューを交えながら流されていたりと考えさせられる一日でした。本校でも岩手へのボランティアを毎年夏休みに継続して行なっていますので、忘れること無く常に意識の中に留め、少しでも早く復興が進むことを願ってやみません。

私たちが訪問している岩手県宮古市田老は、伊勢原市から東北自動車道などを走って約700km(通行道路距離)、車で約11時間(休憩含む)のところにあります。4年前の5月、教員だけDSC00874.JPGで訪問したのが始まりです。そのときは本当に瓦礫だらけで、道路だけが自衛隊や警察などの昼夜も暇ない活動によってライフラインとして確保されていました。どこから手をつけてよいか分からず途方に暮れる人々の映像が流れることがありますが、本当にその通りだったと思います。しかし、次の年に訪問したときには瓦礫は数箇所にまとめられ、巨大な山となっていました。そして、次の年にはその瓦礫の山がほとんどなくなっていました。さらに、昨年には嵩上げ工事が始められており、徐々にではありますが明らかに先に進んでいるように感じます。ただ、私たちのように1年ごとに訪問する人間とは違い、IMG_1269.JPGそこで生活されている方々にとっては長い4年間であり、整備も遅遅として進まないと思われていたことでしょう。人の心は昨日と今日で途絶えることはありません。また、震災の苦しく辛い経験を忘れることはできません。それでも、訪問するたびに様々なことを話してくれる人たちがいて、私たちが勇気をもらっていつも帰ってきます。

4月には岩手の宮古市立田老第一中学校の3年生全員が本校を訪ねて来てくれます。我々にできることは、4年間訪問し続けることにより少しでも現地の方との繋がりを持ち続けること、お互いが頑張って生きていこうということを確認しあうことだとDSC03069.JPG思います。彼らが来校してくれたときには、本校の3年生を中心に交流を持てればと考えています。そして、今度はこちらから夏に訪問したいと思います。

なお、復興支援ソング「花は咲く」をいっしょに歌いましょうと田老第一中からお誘いを受けていますので、その日が来ることを今から楽しみにしていたいと思います。