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学校長の部屋

セルフサイエンスの授業

今日は月曜日ということで、私のSS(セルフサイエンス)の授業がある日です。週に1時間ずつ、1年生4クラスすべての授業を担当しています。ですから、月曜日は4クラス4時間の授業を行なうことになります。やはり私も教員なんですね、生徒と授業しているときが一番楽しいと感じます(生徒がどうかは分かりませんが...)。

DSC03408.JPG先週と今週は、「伝えることの難しさ」をテーマに取り組みました。先週は私が文章を読み、それを生徒が絵にするということを2回行ないました。実際には同じ情景を説明していたのですが、1回目は抽象的な表現を多く、2回目はかなり具体的な表現を多くしました。描いた絵はもちろん、具体的に表現された方が生徒たち同士似ているものが多かったです。このことを元に、日常的な会話の中で自分では分かっていて相手に伝えたつもりでも、表現不足・言葉足らずで案外伝わっていないことがあることに繫げていくと、1年生の生徒たちも納得したような表情になっていました。本当に伝えたいこと・重要なことなどDSC03462.JPGはできるだけ具体的に表現すること、そして相手が理解しているか様子を確認しながら話すことが大切であると分かってもらえたと思います。また、伝わらないのは相手が悪いというケースばかりではなく、自分の表現の仕方が悪いこともあると理解できたようです。

そして、本日は自分たちで描いた絵を相手に言葉で伝えるという実践を行ないました。風景画もあれば幾何学模様もあり、それぞれが楽しみながらも工夫して説明していました。言葉で表現するということは、より適した語彙を用いることができるかという語彙力によるところも大きいです。説明のあとお互いにDSC03473.JPG絵を並べてみると、形・大きさ・描かれている位置などが50%くらい伝わっていたという生徒が多かったように思います。中には、まるっきり似ていないという者もいて、伝えることの難しさを強く感じていたようです。

最後に伝言ゲームをおこないました。5~6名を1チームとしてある文章を伝えてもらったのですが、最後まで内容が伝わったチームはどのクラスにもありませんでした。内容の半分も伝わらないチームがほとんどだったと思います。これは、伝えることの難しさと伝わり方の難しさがあります。日常でも「○○君が△△って言ってたよ。」などよくあります。子どもたちだけDSC03471.JPGでなく大人の世界でもあることですが、間接的に聞いたことを鵜呑みにしてしまうことで感情が乱れたりお互いの関係がこじれたりします。生徒たちには、「誰かを介して聞いたことは半分くらいに聞いておくことがよい。もしどうしても気になってしまう場合は直接の相手に問い正しなさい。」と伝えました。

生徒たちは、「又聞き」が危険性を含んでいることを笑いながらも理解できたことでしょう。ぜひ、日常生活の中で活かしてほしいと思います。